江蘇省食の旅-14、蘇州、自然食品の店

高速新幹線は快適だ。鎮江からは1時間弱で蘇州に着く。
蘇州駅にはお迎えが来ているはずだ。老師の朋友が歓迎してくれるのだそうだ。
「おや」蘇州の駅も新駅に変わっている。今年の2月に来た時はまだ以前からの駅だったのに、
もう新駅が営業しているのだ。しかも全く違う場所だ。
「大工事をしながら営業開始のようだ」当に大発展の中国が目の前にある。
上海の大躍進が蘇州へ、さらに奥へと広がっていくのだろう。
一気にバブルが来なければいいが。私が心配しても何の役にも立たない。
どの駅でも同じように大群衆と共に駅の中を移動していく。
ここも真夏だ。くらくらするほど暑い。横では大きな穴にクレーン車が何台も入って掘削を
している。まだまだ駅が大きくなるのだろう。日蔭が全くないので車を待つ間も暑くて
しょうがない。やっと車が来た。
「まず昼飯にしよう」ということらしい。車はそのまま市街地に向かう。
何度来てもまだよくわからないがどうやら新市街地に向かっているらしい。
車が止まった。「降りようという」、レストランかと思ったら違っていた。
朋友氏が経営する自然食品の店のようだ。蘇州でも自然食品が大人気だと言う。
食品に関してはいろんな問題が新聞、テレビを賑わせているのだから、自然食品についても
関心が高まっているのだろう。
いろいろ見せて貰って、さて、「ここから食材を選んで持って行こう」という事なのだそうだ。
理由もいきさつもわからないが、それはそれでいいのだ。
「いいすっぽんがある」という。
「ぎょぎょっ」本物だ。生きている。
なかなか姿もいいし、美味しそうだ。すっぽんを見て、「おいしそうだ」と思ったのは
初めてだ。
老師が、「この冬瓜も持って行こう」と言っている。
なるほど見事な冬瓜だ。これを料理したらさぞ美味しいだろう。
さて、それで、
店のどこかで、すっぽんや冬瓜を料理して食べるのかなと単純に思っていたら、又、車に
乗れという。
これから本格的な料理屋に行くのだそうだ。

hiru100822-1 hiru100822-2