またまた、紫沙壷を求めての旅です。
行き先は、宜興市、丁蜀鎮というところ、紫沙壷の故郷だ。
上海から、車で3時間強程度・・と思っていた。
朝から雲行きが悪い。小雨が降っている。
車の中でうとうとしていたら、高速を降りかけている。それで目がさめた。
高速の乗り換え点らしいが、びっくりした雪が降っている。しかも積もっている。
それで渋滞しているらしい。長い時間をかけて次の高速乗り場についた。
「高速が閉鎖になっている」と運転手。
「仕方ないね、下を走ろう、どうにもならないような目的地に行けなくても
上海に引き返そう」ということで雪の中を走行。
5時間半ほどかかって、やっと丁蜀鎮の町へ到着。
陶磁博物館を探すがなかなか見つからない。
ネットでおとした地図でもよくわからない。新しい道がいろいろできているせいみたいだ。
行き着いたところは大きな博物館。残念ながら館内撮影禁止といわれてしまった。
(中国の殆どの美術館、博物館は撮影OKだけどね)
さすが、紫沙壷の本家。いいものにはすごい存在感がある。
じっくり見ているとそれだけで勉強になる。
どうやらこのへんは大昔から陶磁器のいい土があることが分かっていたところらしい。
紫沙だけでなく、いろんな陶芸の歴史が展示されていた。
都会から遠いせいか、雪のせいか殆ど客はいない。
丁蜀鎮の町は紫沙壷の工場や店がいたるところに立ち並んでいる。
この天気では帰りの事を考えると残念ながら長居はできないので、
ちょっと見て、ちょっと買って、
帰った。
それでも深夜近い帰着になってしまった。