紀伊細川駅の手前は上古沢駅、その手前は下古沢駅。
傘鉾祭りが山を下っていく話をしたけど、電車も下っていく。
上古沢駅ってこんなとこ。
wikiを見てると、昭和3年に高野下から紀伊神谷まで高野山電気鉄道が開通した際にできた駅である。難波から約57km、標高230mのところにある。南海電車100駅のうち、乗降客数99番目の駅らしい。ちなみに100番目は紀伊神谷駅。
まあ、ここも天空の秘境駅と言える。知らんけど。
駅舎はその当時のままかどうかは知らんけど、昭和の面影を残したええ感じの建物だ。
有人だった形跡は残るけど、今は無人だ。
駅のホームがちと変わってる。
ホームが上り下り両側にあったのに、下り側が使われないで、線路も外されている。
長い湾曲したホームの片側が遊んでる。
この湾曲したホームというのも珍しいのだそうだ。
2017年の台風21号の暴風雨で駅の西側斜面が崩れて不通になった際に、ここでの電車の上下交換は1つ下の下古沢駅に移されたのだそうだ。
そのため、ここの駅舎はちょっと離れた場所にある。
駅を出るとすぐ下に集落が見える。
大きな集落だ。
この中に、厳島神社があって、「傘鉾祭り」や「戎の御渡り」などの珍しい神事がそれぞれ年に1回行われている。
小さな村やけど由緒正しいとこなんやなあって思う。
昔は高野山詣のメインの参詣道あたりやったはずやし、林業や製紙業で産業も盛んやったんとちゃうやろか? お金持ちが多かった?
知らんけど。
下古沢の駅ってこんなとこ。
国道から歩いて上がる道はとても細い。
斜面を折れ曲がって登っていく。
木造の小さな駅舎の側面が見える。
大きな木が駅舎を守っている?
正面はやっぱりいい感じ。昭和の香りがする。
集落からは大きな道が一直線に続いている。
元は無人駅だったらしいけど、今は上下交換があるためだ有人駅になってる。
ホームは上下2本あるけど、1本は台風災害の復旧のために新たに造られたものであろう。
下り線側かな?
たまたま、上下交換の現場が見えた。
特急がきた。
というか時刻表がそうなってるんやろか?
わからんけど。
因みに平均乗降者数順位は下古沢駅97位、紀伊細川駅98位だった。
標高177m。
眼下には集落が見える。
天空やねえ?
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上古沢駅の地図。
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下古沢駅の地図。
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