熊野古道、那智、田辺を廻る旅−11、熊野古道、那智大滝へ。

この風景が良い。

さあ、行こうと思ったら、滝のあたりにガスが出てきた。

とても良い感じに靄っている。

三重塔が良い位置にある。

よう見といて後で絵に描こう。

青岸渡寺の大楠も立派やなあ。 立ち去り難い風景だ。

 
あじあん

滝に向かう。

てなことで、滝に向かう。

見えてるとは言え、かなりの距離だ。道は降りやから楽ちんだ。

というわけにはいかない。車道を歩いたらかなりの遠回りになるし、登山道はけっこう歩き難い。雨の中、こけんように慎重に歩く。

近いようで遠い。

遠いようで近い。

 
あじあん

鳥居をくぐれば目の前に滝がある。

何度か見たことがあるけど、「おおっ」ってなる。

幅が大きくて落差がある。流石って思える大きさだ。

滝の前に鳥居がある。ここが結界で、滝そのものが神様なのだ。

ちゃんと社務所があって、巫女さんがいてて、御神籤を売ってる。

神様のお水を飲ませてくれるとこもある。

はるかに見上げたら、滝の上にしめ縄が張られている。

神域は万全だ。

 
あじあん

神にませばまこと美はし那智の滝 高浜虚子。

水量が多い。

 
あじあん

李白の滝。

前に中国の廬山に行ったことがある。

その時にあの有名な李白の滝を見に行った。

飛流直下三千尺・・という勇壮な詩だ。

この景色を見たくて行ったのだった。いろいろあって、目の前では見れんかったけど、遠目にもけっこうしょぼい印象だった。

滝の風景は、水量に影響される。どんなすごいとこでも渇水期で水がなかったらしょぼくなる。

 

李白の詩。
望廬山瀑布   李白 日照香爐生紫煙 遥看瀑布挂長川 飛流直下三千尺 疑是銀河落九天 廬山の瀑布を望む 日は香爐を照らして紫煙を生ず 遥かに看る瀑布の長川を挂くるを 飛流直下三千尺 疑ふらくは是れ銀河の九天より落つるかと
 
あじあん

バスの時間だ。

滝っていつまでも見てても飽きへんもんやけど、時間が迫ってきた。

下まで降りるのにバスに乗るのだ。今から行ったら、ちょうどバスの時間。昼飯にちょうどいいのだ。

 
あじあん

熊野古道、大門坂、那智大社、青岸渡寺、那智大滝などを廻る旅をユーチューブ動画にしました。ご覧ください。

 

 

那智の滝地図。

あじあんじゃんくしょん
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