熊野古道へ。
熊野古道が好きなんで、わりとチョコチョコ行ってるけど、範囲は限られている。
今回、久しぶりに那智の方に行きたくなった。
もう10年以上前に友人と那智大社から大雲取越えという難所に挑戦したことがある。腰痛などで小雲取には行けなかったけど、とても良い旅だった。前の時は、山ばっかりであんまり周辺を見てなかった。今回は山を後回しにして、周辺を攻めてみたいと思った。
今なら、那智の滝に桜が映えてとても美しいだろう。かもれん。
ついでに、串本の無量寺で久しぶりに長澤蘆雪の大作を見てみたい。
田辺に行けば、熊野古道中辺路もちらっと体験できるかもしれん。
ずっと歩くのは日程的に無理としても、滝尻王子や近露王子は覗いてみたい。
南方熊楠にも触れてみたい。
ゆかりの天神崎も見てみたい。ウユニ塩湖現象が見れるって?
今回はそんな旅をしようと思った。
熊野古道ええなあ。旅には計画が必要。
そんなことで、ザクっと計画を立ててみる。
二泊三日くらいが友人を誘って行きやすい。
1日目、友人たちとは和歌山で合流して、きのくに線で新宮を目指す。
無量寺(応挙蘆雪館)に行く。時間があれば潮岬、橋杭岩を見る。
最初にいい絵を見ておけば、風景を見るときも見る目が違ってくる。・・・はずだ。
紀伊勝浦に移動して宿泊。時間があれば観光船に乗る。
2日目、紀伊勝浦駅からバスに乗って那智山へ。
熊野古道大門坂を歩く。那智大社、那智大滝を見る。
那智駅までバスで行って、補陀落寺を見る。
JRきのくに線で田辺まで移動。
南方熊楠顕彰館を見る。天神崎を見る。
田辺泊。
3日目 バスで熊野古道中辺路を見に行く。
滝尻王子、近露王子などを見て歩く。
田辺観光予備。前日見れなかったところを見る。
JRきのくに線で帰る。
こんな感じだ。
計画を立てるときによく使うのは、紙の地図帳だ。
行程の全体像をザクっと把握するのに、わしのような昭和の爺さんはこれを使った方が直感的によくわかる。詳細はGoogleマップなんかを見るんやけど、最初はこれがわかりやすい。
ザクっとみてたら、こことあそこは意外と近いとか、こう回った方が便利とちゃうやろかとか新しいアイデアがわくこともある。
アナログ感覚も大事なのだ。
チケットをとらんとあかん。
JRきのくに線は本数が少ないんで効率よく移動しようと思ったら特急に乗る必要がある。
特急券を買わんとあかん。さいわいネットで買えば安くなるようだ。
JRの5489サイトでは早割もある。安く買える上に、チケットレスでいけるんでとても楽そうだ。のる直前でも変更ができるんで急な予定変更があっても大丈夫。
乗車券は通しで往復かっておけば、途中下車でも大丈夫。これはネットでは買えないんでちと不便である。
てなことで、予約完了。
旅館の予約もいるなあ。
これもネットで簡単。
あとで、旅館から、わかやリフレッシュプランとかいう旅行応援クーポン的なものをくれるって連絡があった。ラッキーではないか。
もひとつの旅館は友人が、現役時代に勤めてた会社の保養所がとれそうという。これまたラッキーではないか。かくして準備はできた。
出発の日を待つだけ。
楽しみ、楽しみ