熊野古道、那智、田辺を廻る旅−02、JR和歌山線に乗って。

JR和歌山線に乗って。

さて、旅に出る日がやってきた。

今日は串本まで

わしの家から最寄りの駅はJR和歌山線高野口駅だ。そこから和歌山線に乗って、和歌山駅でJRきのくに線に乗り換える。和歌山から串本駅までは特急に乗る。

わしは九度山に住んでる。大阪に出る時は、九度山駅から南海高野線に乗って難波駅まで行く。

和歌山に出る時は高野口からJR和歌山線で和歌山駅まで行く。

高野口は家から歩いて30分強くらい。電車は1時間に1本、とても不便なとこだ。沿線住民にとってはとても重要な路線なんやけど、時の流れで、時間帯によってはお客がとても少ない。

やむを得んのやろね。

「高野口」っていうと、いかにも高野山への玄関口みたいに聞こえるけど、残念ながら高野山に直接行ける電車路線はない。昔、南海電車がここを通るかどうかでいろんな騒ぎがあったらしいけど、地元の反対が多くて通らなかったらしい。

知らんけど。

もし、南海高野線がここを通ってたら、わしらにとっては便利やったやろなあって思うけど、たらの話をしてもしょうがない。

で、電車がやってきた。

2両編成でトイレもついている。しかし、ここもそうやけど、道中、無人駅がとても多い。それで以前は交通ICカードが使えなくてとても不便だった。今は、電車のなかに読取機があるんでとても便利になった。

 
あじあん

各駅停車の駅それぞれ。

電車は紀ノ川に沿って、ほぼ真っ直ぐ西に走る。

ほぼ平坦なコースだ。和歌山の穀倉地帯? 長閑な田園風景が続く。

こんな景色、好きやなあ。

最初は「中飯降」、「なかいぶり」と読む。この路線は特殊な読み方の地名が多い。

信長、秀吉の高野山攻めの時にこの辺の山城が拠点になったとか? 知らんけど。

つぎは「妙寺」「大谷」

そして、「笠田」、これまた、「かせだ」と読む。

「西笠田」「名手」と続く。

このあたりが、華岡青洲が活躍したところだ。

記念館などがある。

そして、「粉河」。有名な粉河寺があるところ。西国3番の札所である。

むかしは、この寺の参詣の町として栄えていたらしい。なんとなく文化水準の高い町って印象がある。 知らんけど。

川を越えた南側には龍門山が聳えていて美しい。この山は、パラグライダーの出発点でもある。

下を通ると、時々、河川敷に向かって降りていく姿を見ることがある。

「紀伊長田」「打田(うちだ)」、「下井阪」と続く。

このあたりは、西行法師が武士であった頃、「佐藤義清」と名乗っていたころの生まれ育った領地があったところらしい。

「岩出」はわしらの少年時代は、ただの田舎町やったのに、いつの間にか、和歌山や大阪に勤めるサラリーマンの住宅地になってしまったのか、人口がえらい増えて、いつの間にか市になってしまった。

「船戸(ふなと)」「紀伊小倉(きいおぐら)」。珍しい字ではないけど読み方は少し変わってる。

「布施屋(ほしや)」「千旦(せんだ)」こっちは思い切り難読駅名だ。

「田井ノ瀬」の次は終点「和歌山」

 
あじあん

ここで乗り換え。

乗り換え時間はたった3分。来る前からこれが心配だった。

しかし、乗り換え案内ではちゃんといけるとなってる。

しかし、よくある同じホームの反対側ではない。大丈夫やろか。

7番線について、4番線に急ぐ。

しかも、一番後ろのとこから、座席は一番前だ。よう考えんと予約してしまった。

アホやなあ。

なぜかネットでは座席だけの変更ができへんかった。

足はあんまり動かんけど気持ちだけ小走りの乗り換え、なんとか間に合った。

さあ、出発だ。

和歌山から串本までの特急くろしお5号の旅をユーチューブ動画にしました。ご覧ください。

 

 

JR高野口駅の地図。

 

あじあんじゃんくしょん
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