水墨画留学の時の杭州暮らしをコロナ妄想的に振り返る話が続く。
中国のいつもの朝の風景。
旅の朝は気持ちが良い。
知らない街に来たらいつも1時間程度は散歩するようにしてる。その街のすっぴん素顔がわかるような気がするのだ。
なんとなくみなさん朝は無防備。まだ、目が覚めて無い? どこの国でも同じやけど。
それでも、いかにもこの国らしい生の風景を見てる気がする。
なんてことは全く無い。
さすが、中国、朝からパワー全開だ。
昨晩散歩した普通の道が朝は野菜のとれたて市場になっている。
てんやわんやの大賑わいだ。
えらい勢いやなあ。たじたじとなる。
これがまた、一時したら、全て片付けられて普通の道になるのだ。
疾きこと風の如し。
朝のストリートフードなど。
そして、そのそばあたりには、露店の俄か小吃屋さんが店をだしてる。
もしかしたら、昨夜、麻雀やってはったあたりかな?
麺の店や、包子(パオズ/豚まん)の店やらいろいろだ。
仕事に出かける前、仕事を始める前にサクッとお腹を満たすお店だ。
この国では朝飯は外食という人たちがとても多い。
それにしても、こんなんって衛生的にどうなんやろ?
見知った人たち同士やからなんてことないんやろか?
わしはためらう。
路地裏探訪が面白い。
やっぱり朝の散歩は路地が面白い。
前ばっかり向いて歩いたら、おもろいもんに出会いにくい。
ちょっと横を向いたら、良い風景がある。
路地裏見物はやめられへん。
夜はなんか出そな妖しさやけど、朝からは何も出えへん。
狭い路地や曲がった路地、色々あって面白い。
そういや路地裏探検隊なんてあったかな?
揚げパンと豆乳の店見つけた。
うろうろしてるうちに「揚げパンと豆乳」の店を見つけた。
なかなか良さげではんいか。
ストリートではなくて、店舗がある。
えらく流行ってる。入れ替わり立ち替わりお客がいっぱい出入りしてる。
メチャ綺麗な、とは言い難いけど、きちんと清掃されてるし、不潔感はない。
揚げ物とあったかい豆乳やから衛生面でも大丈夫そう。
何よりも、沸き立つような元気さがみなぎってるのがええではないか。
ここで食べよう。
朝はやっぱり外飯がいい。
そんなこんなで、今回も、良い朝飯に出会えた。
犬も歩けば棒に当たる。ありがたや。
安宿のしょうもないもんを我慢して食うよりは断然こっちがいい。
安宿に泊まらなんだらええんやけど、それは又別の話。
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西安小吃街の地図