逢坂へ。 さて、とうとう最後、7番目の坂までやってきた。 と言うても坂がない。
松屋町を南に降って、最後、国道25号線に当たる交差点だ。 ここを左に曲がる、逢坂が25号線の一部になってしまってる。
ただの大きな国道だ。
確かに向こうに四天王寺が見える。大通り。 ではあるが、味も素っ気もない。
で、看板を見てみる。
なるほど、いわゆる合法ヶ辻から四天王寺に至る坂を逢坂というと書いてある。 なにがなるほどか? 「合法ヶ辻」とは何か? 今は、ググってみたらなんでもわかる。
ウィキペディアの「摂州合邦辻」というのにたどり着いた。 文楽の外題にちゃんとあるではないか。 大阪の人にとっては常識やったんか? これが俊徳丸の話なのか? このあたりと俊徳丸の話ってなんとなく記憶にはあるけど、どんな話なんかは知らんかった。 なかなかすごい話だ。 母子の別れと出会の人情話? 正嫡子と庶子の跡目あらそいのドタバタ劇か? いやいやもっと複雑。とても入り組んで、どっちが敵やら味方やら? 生きているのか、怨霊か? 悪い病か、悪霊のたたりか、毒を盛られたか? どんでん返しにまた、どんでん返し、ハラハラドキドキ。 とても面白い。 人情あり。涙あり。 さぞかし、文楽の舞台は盛り上がるやろう。
太夫が声を振り絞るすがたが目に見えるようだ。 そう言えば長いこと文楽を見に行ってないなあ。 コロナのせいや? てなことで、無事に天王寺七坂の旅は、というか、ちらり歩きは終わった。 簡単、簡単。誰でもすぐに行ける。
坂と言ってもほとんど高低差がない。おすすめの散歩コースだ。 みなさんぜひどうぞ。 いや、ちょいと、すぐ右に気になる神社が。真田幸村ゆかりの安居神社。 行ってみよう。
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