111、朝飯を探して彷徨う、結局は晩飯と同じ、「狗不理飯店」。

朝飯を探して彷徨う、結局は晩飯と同じ、「狗不理飯店」。

コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々を懐かしむ妄想日記の続きである。

さて、昨晩は久しぶりに夜更かしをしてしまった。

今日は朝から忙しい。午後には西安に向けて出発する。

たった半日で忙しないけど、久しぶりの天津やからサラッと見てみたい。

まずは、朝ごはん。

この頃の癖で、朝飯付きでホテルに泊まることはほとんどない。

なぜかというと、わしらが泊まるクラスのホテルの朝飯はとても簡素だ。

はっきり言うとまずい。外にでて、街角のあちらこちらに出てる、屋台飯あるいは、包子や、蒸しパン、そんなやつを食った方が美味しいものに出会える確率が高いのだ。

てなことで、表に出る。

特に行くあてはないけど、昨晩、うろついたあたりやったら、朝からそんな店が出てるかもしれん。

こういうのは、いつでもどこでもというわけではない。時間帯や場所によってあたりはハズレが大きい。

中国の人は、朝飯を外食、というか通勤途上で路上食いする人が多いみたいだ。

共働き世帯が多いせいやと言うひとがいてるけど、定かではない。

何にしても、朝の通勤時間帯に、そういう人が通りそうな場所を狙って露店店が出てるというケースが多い。

さて、この界隈はどやろか?

それらしき一角が見つかった。

しかし?

なんの行列がようわからん。

あんまり美味いもんを売ってるようにも見えへん?

右手の店もうさんくさ気ではないか。

なんだかなあ?????

パスしよう。

もうちょっと歩く。

こんな都会の住宅街で鶏が歩いてる。

これって食用に飼われてるんやわなあ。

なんだかまわりを不潔にしてるだけのような気がする。

あちこち歩いてみたけど、ええとこはおろか、店自体が見つからへん。

今日は、出会いは無理やと覚悟する。

しかたなく、昨夜食った、「狗不理飯店」に行くことにした。

高級レストランとはいえ、豚まん(包子)屋さんなんやから、朝から開いてる。

朝は、ガラガラ。

まあ、朝からこんなとこに来る人はおらへんわなあ。

ともかくスープと豚まんを頼む。

スープはあんまり美味しくない。

チャーハンのおまけなんかに良くついてくるようなやつ。

豚まんは肉にやつと

野菜のやつ。野菜は野沢菜みたいな漬物的なやつ。

どっちがどっちか覚えてない。

豚まんの味もとても平凡。

北京の方がましなくらいだ。本拠地、本店とは言え、店や商売の規模がデカくなってきたら味が疎かになるという典型みたいなものだ。

いやまあともかくご馳走さんでした。

あじあんじゃんくしょん
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