6.そろそろ昼にしよう
チケット騒動で時間をくってしまった。もう12時を回っている。
「そろそろ昼ごはんにしよう」と運転手に言うと、
「レストランに連れて行く」と言う。
あわてて、「ちゃんとしたのは夜食うから、今は簡単なのがいい」
「麺とか、小吃とかや」、「あんたらがいつも行くようなとこでいいんや」と言うと。
「わかった」と言う。
車が停まったのは、将にロータリーになった交差点の一角だ。
2軒店がならんでいて、おっちゃん達が煙草をすったり、茶をのんだりして
だべっている。どうやら食後の団欒らしい。
「うん、こんなとこでええんや」
さっそく1テーブル空けてくれた。
調理場風景。すべてオープンだ。
このおじさんが料理するのだ。
材料も自分で選ぶ。というても、材料を見ただけで料理法が浮かんで
くるわけやないしなあ。
この鍋!、これが中国やね。
こんだけの火力でやればまあ衛生面も大丈夫やろ。
といいつつ、友人と私は、皿や碗や箸を丁寧にアルコールペーパーで
拭いている。
これは大事な事。
それでは、食うか!