武夷山、永定土楼、厦門の旅-13

13.行けども着かない永定土楼
さて今日はいよいよ楽しみの永定土楼行きだ。
頼んでいた車で8時半に出発、最寄の龍岩の町まで約100km余り、高速を快適に飛ばす。
二時間くらいで到着し、順調順調と思っていたらこれが甘かった。
ぐるぐると町から抜けられない。どうやら運転手はあまりはっきりとは知らないようだ。
聞いてきたはずの道がわからない。道で聞いたらいい加減な事を教えられて
更に迷った。30分以上迷ってやっと脱出。
一路永定に向かう。道は遠いが山道は快適だ。運転手も機嫌がよくなってきた。
土楼らしきものもちらほら見えてきた。
しかし、永定土楼の標識はない。
運転手には事前に『承啓楼』と『永定土楼』に行きたいと言ってある。
するとやっと『田螺杭土楼群』という看板が見えてきた。
運転手はここだろうと左折する。「????」と思ったがまあまかせるしかない。
しかし、なかなかつかない。運転手がおりて聞くと、15kmくらい先だよと言っている。
それで又行く。20km以上走ってやっと『田螺杭土楼群』が見えてきた。
目的の処とは違う。

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運転手が又聞くと、『永定土楼』はこんなところじゃないと言う。
最初の処を左に曲がったのが間違いだそうだ。
しかし、ここをどんどん行くとぐるっと廻っていけないことは無いと言っている。
それで、又、運転手はどんどん走る。
確かに土楼は沢山あるが目指すものではない。
このあたりは客家という中国でも特別な一族の村なんだそうだ。
ここから台湾に移住した人達が多いという台湾人の心の故郷の村なんだろう。

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とうとう地道になってしまった。
ぐるっとまわってどこかに着くという期待は持てそうもない。
「しかたない、もったいないけど来たところまで戻ろうよ」と
運転手に言う。

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このまま迷ってもどうしようもない。
しかし、落ち着いてみれば、長閑ないい景色だ。
道に迷って桃源郷にたどり着いたという話は、中国の故事でよくあるが
そんな気分になっても良い程だ。
迷ったおかげでいい目にあったものだ。

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「まあゆっくり行き直そうよ」、車は又走る。
運転手は「申し訳ない」といいながら、あせり顔だ。