中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-15、鳳凰古城、遊覧船に乗る。

こういう疎水や運河のある古鎮では船に乗るのがごく一般の当たり前の観光コースやけど
それが意外と面白い。例えば、蘇州の水郷庭園の中やったり、その近くの周荘やったり、
蘇州と杭州の間くらいにある紹興のそばの安昌古鎮であったり、ずっと離れた南尋と
言う古鎮にある川やったり、どこも似てると言うてしまえばそれまでやけど、
道路から見るよりはぐっと下がった視点から見上げるように眺める景色は、なかなか
新鮮で良いなと思う。

雨の中やと屋根はあるけど傘はさせないんで濡れやすい。

エンジンがついたやつやと一瞬で終わってしまうけど、竿で押してすすむやつや
からゆっくりすべるように進んでそれが風情になっている。

ここではテラスを、あるいは家全体を、その力学と意味がもひとつようわからんけど
長い棒で支えるのが特徴みたい、あっちでもこっちでも規則性があるのか、ないのか
長い棒がニョキニョキでている。

それにこのテラスにあるゆり椅子みたいなんはなんやろ? 不思議でならん。

多分これは全部民宿かホテルの部屋なんやろと思う。それぞれの客室にあれがある。
中国人ってよっぽどゆらゆら揺れる椅子が好きなんやろか? それとも何かのドラマ
に出て来て、にわかに流行り出したんやろか? それとも誰か有名なアイドルか
なんかがここにきて揺ら揺らしはったんやろか?
1部屋にかならず一つという意味がようわからん。

これだけの建物が川の両側にびっしりと並んでるけど、普通の民家は今では全く無い
と思う。元々は少数民族が住んではった村が観光化するに連れて、お金を持った
漢民族の人たちがどんどんやってきてええ場所から順にどんどん買い上げて宿や
レストラン、土産物屋にしていったんやと思う。
追い出された人たちはどうなったんやろ? ほんとかどうかわからん、ただの
妄想かもしれん。

ゴミ掃除のふねはどこでもいてる。でも野菜を洗ったり、料理の下拵えをしたり、洗濯したりもしてる。

船の旅は橋をくぐるのが良い感じだ。

橋は古ければ古いほど良い。石造りの苔むした奴があればなおいい。しかしなかなか
そうはいかん。
さて、そろそろ終わりが近い。

向こうについたら、ええとこ探してスケッチをせんとあかん。
風情がなくなったって嘆いてもしょうがない。ええとこ探そ。

鳳凰古城

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ありがとうございました。