コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−107、遅めの昼飯を。

遅めの昼飯を。

時間が遅くなったし、山歩きをたっぷりしたんで腹が減ってる。
どっかにご飯屋さんはないやろか。しかしこんな山の中、あるとは思われへん。
ともかく高速道路に向かう。山を降りたあたりに一軒あった。
運転手は、あんなとこは、高いし美味しくない。高速に入ったら、飯が食える
PAがあるんでそこに言ったらどやろと言うんでわしもそうやと思う。
高速に入ったら、ドンドン走る。しかし、この国でもオービスみたいなんがきついようで
ほぼ法定速度は守ってはる。道は空いてる。
ガイドさんを雇ってないんで、どこに行くのも、そこで何をするのもわしらの自己責任だ。
しかし、何時間も一緒にいると運転手さんともちょっとずつ心がつながってくるのがおかしい。
しかし、走れども、走れどもPAがない。もう北京に着いてしまう。
そこで、運転手から提案あり。
「北京の郊外に入ったら、わたしが知ってる店があるんで、そこで食ったらどうでしょう」
無論、何の問題もない。
てなことで、四環から北京の下町の入っていく。
北京では中心部を取り巻いて何重にも環状道路が走ってる。
七環くらいまではあるんではなかろうか? 知らんけど。

かなりの下町だ。路地の奥へ、奥へと。
知り合いの店、というだけあって、かなりローカルな、いかにも街角食堂という風情。
わしの大好きな感じだ。

しかも、四川料理系ではなかろうか。うれしい。
メニューを見ながらとりあえず。ビールで乾杯する。

北京では、何と言うても燕京ビール。美味いと言うか、ほとんどこれしか置いてない。
料理は四川系やから辛いやつが多い。友人たちには申し訳ないけど、わしの好みで
選ばせていただいた。
とりあえず葉っぱが必要。

多分、老虎菜というやつやと思う。四川料理によくでてくる。さっぱりしてながら
少々癖があってそれが美味しい。思い切り辛いやつもあるんで要注意だ。
ここのは普通。
四川料理は豆腐が有名。

あんまり辛くなさそうなやつを。それでも辛いけど。
つぎは、だんだん辛くなる。
水煮肉片。

とても美味しい。豚肉を出汁で煮立てて大量の唐辛子で香り付けしてある。
美味しいけど辛い。辛いけど美味しい。
もちろん唐辛子は食べへん。それでも辛い。
口休めに、辛さ休めに、チャーハンを。

とても美味しい。
最後に一番好きなやつ。辣子鶏。

細かく刻んだ鶏肉、軟骨のやつが一番良い。
大量の唐辛子で乾炒りする。これも唐辛子は食べない。
これが大好きなんやけど、なかなかできてこない。
ビールを飲んで、寛ぎながら、ゆったりと待ってたらええんやけど、実は時間が気になる。
この後、北京南駅まで行かんとあかん。列車の時間がある。
それは、運転手さんもわかってる。
「大丈夫」とおおらかに笑ってる。
ほんまやろか?
ソワソワしながらも、とても美味しかった。
ご馳走さんでした。

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ありがとうございました。