コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−103、なつかしい北京、胡同の夜。

なつかしい北京、胡同の夜。

さて、酒飲んで美味いもん食ってご機嫌になった。

さて、懐かしい北京の夜の街を散策してみよう。

どこにもあるお土産屋街やら小吃(軽い食べ物)街。

買う気はせんけど居るのは楽しい。

たらたらと通り過ぎたら胡同あたりを廻ってみよう。

 

王府井あたりから紫禁城の東あたり、そのあたりに残る胡同(フートン)、
いわゆる昔の北京の裏町住宅街。

今はもう、どこもほとんど再開発されて、綺麗な住宅街になってしまってる。
たまたま、昔っぽい風景に出会ったとしても、それは観光用かなんかであえて残した、あるいは
昔っぽく仕上げたなんちゃって胡同でしかないのだ。

四合院と言われる住宅様式、四方に瓦葺きで石造の建物があって、中庭がある。
そこには柿の木があったりする。

水上勉の「北京の柿」の世界だ。
そんなものは今はほとんどない。もしかしたら「老舎」の旧宅(それが北京の柿)跡、老舎記念館
くらいかもしれん。知らんけど。
月が出てる。

李白の有名な詩がある。「子夜呉歌」。
長安一片の月
萬戸衣を打つの聲
秋風吹いて尽きず
総て是れ玉関の情
何れの日か胡虜を平らげ
良人遠征を罷めん

これは、唐の都、長安やけど、わしらは今の都、北京に居る。
昔は、この界隈は、暑い日の夕方になったら、みなさん、表に出て、椅子や、縁台、
ベンチなどを持ち出して夕涼みをしながら談笑してはる。ほぼ下着すがたのおっちゃんが
おなかのとこをベロンと出してガハハしてはるのが風物詩だった。
らしい? 知らんけど。
いまではそんなん見られへん。
汚い路地はあいかわらずだったり、高級車が路駐してたり。
紫禁城に向かって歩いたら、紫禁城が見れる。

昼間と違って雑踏がない。いい感じである。

デートスポットにちょうどいい?

知らんけど。

少し歩くと、また、小吃街。

こういうのがさも昔からあったかのように、突然現れるのがこの国の常だ。

知らんけど。

いつの世になっても飽きない国である。

とても面白い。
もしかしたら、この国の人たちが大挙してわしらの国を巡ってはるとき、
似たような事を考えてはるんやろか?
好き勝手に言い合ってはるんやろか?
お互いさま。

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ありがとうございました。