コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−32、先生とうまくいかなかった話。

先生とうまくいかなかった話。

さて、スケッチの後は作品を描きに教室へ。
どうも気が進まない。なんであの先生って変なんやろ?
わしだけの僻み根性なんかなあ?
それで、同窓の日本人二人に飯を食いながら相談してみた。
なんと彼らも全く同じように感じてたらしい。それどころか、二人にうちの1人、中国暮らしが
長く、中国語がとても流暢な人は、あまりにも教え方が酷くで偏ってるからと、学長に
抗議に行ったらしい。
1人やと相手にされなくて、ウヤムヤになってしまってるという。
更に、別の日に、たまたま、以前、おなじ教室で授業を受けてたインド人の若者たちと
食事をすることがあった。その時に聞いてみたら、やっぱり同じ感想を持っていた。
インドの人たちは英語を流暢に喋るけど、彼女(先生)はインドの人とは英語で喋らないのだ
そうだ。欧米系の人に限られてる。
これって明らかに人種的な偏見を持ってはるんとちゃうやろか?
ムカつくなあ。
他の先生はそんなことないらしい。この先生だけおかしい。
それはともかく、授業が始まる。
といっても勝手に絵を描くだけ。わしのところには殆どこない。
それでも、自分勝手にどんどん描いていく。
やっと来たなと思ったら、ああだこうだとイチャモン、ダメ出しをして、結局書き直せという。
もっと先に言えよって思うけど、向こうは教える側、こっちは教わる側だ。
又、最後まで描く。
又、ダメ出しだ。
もっと早く言えとおもうけど、しょうがない。
又、描き直し。
延々と続く。そのうち、我慢にもほどがあると思ってきた。思わずキレそうになる。
ダメ出しされた作品をクシャっと丸めて床になげすてる。
哀しい反撃だ。
そんなん全然コタえてはらへん。涼しい顔で向こうへいく。
この先こんなんでええんかいなととても不安になる。
もうしばらくしたら、この先生の「山水画」のコースは終わる。それまでの辛抱といえば
そうなんやけど、今回の留学の目玉は本場の「山水画」を学びたいという思いだった。
それがこれでは悲しいではないか。

その頃の作品を振り返ってみたら、いろいろ思い出す。

結局、随分我慢したけど、前に学長に抗議に行った人と、わしも加わって2人でもう一度
抗議に行った。出来たら先生を換えてほしいという抗議だ。
優しくフンフン、なるほど、さもあらん、と聞いてくれたけど、何も変わらへんかった。

というようなお粗末な話。
わしも我慢が足りんのやね。
今となって、絵はどうかというとやっぱり上手にはなってないなあ。
努力も足りんのやね。
これから頑張ろう。本気で???

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。