爆弾低気圧来襲、東北温泉雪見旅−14、鳴子峡、回顧橋を見に行く。

鳴子峡、回顧橋を見に行く。

さて、鳴子温泉駅に着いた。

駅を降りたら、出迎えがある。タクシーを予約しておいたのだ。
これに乗って、回顧橋を見に行く。
歩いて行くか? バスはないか? 行く前に調べてみたんやけど、今は厳冬期、
鳴子峡の遊歩道が閉鎖されているみたい。
そのために残念ながら展望台も全部行かれへんということだ。
ならばどうしようと、タクシー会社に問い合わせてみたら、道路から回顧橋を遠望できる
場所があるという。それで行こう。
他にも少し見るとこがあるかもしれん。芭蕉の史跡、尿前の関なんかも気になる。

てなことで車に乗る。
道路は雪だらけだ。走るだけで大変だ。街中はびっしり雪がついている。

幹線道路にでると走行車線は一応除雪されて走るのには問題なさそうではある。

車は丘の上の方に上がって行く。
道の左側が開けてきた。運転手が「あそこです」と指差して、教えてくれた。
車はそのまま少し進んで路肩の空き地的なところに停まる。
わしらはそこから歩いて少し戻る。もちろん歩道を歩くんやけど、雪でずっぽりだ。
靴がズポズボとささりながら歩く。

歩きながら見ると、右手奥に展望台が見える。確かにあそこまでは行かれへん。

少し進むと景色が開けて、谷が見下ろせる。

その谷の奥に確かによく画像や映像で見る景色があった。

なるほど、絶景ではないか。
さすが、映えポイントだ。

今いるのは橋の上、多分、大深沢橋というところにいる。この橋自体もビューポイントの
はずなんやけど、ここを見るには展望台まで行かんとあかん。

何にしろ、このあたりは、紅葉でその名が高いのであって、雪を観にくるのは
酔狂な爺さんだけなのだ。

 

歩道の横はただの国道、車がビューンと通り過ぎて行く。
あんまり長居をするとこではない。車に戻って次に行こう。
で、運転手さん、「どこへ行きます?」。
予約した時には、わしらは鳴子は初めてやし、まして雪の中やから、タクシーから
どこがどう見えるか想像もつかへん。回顧橋を含めて、どっか景色のよさげな
とこに連れて行ってほしいと頼んでた。しかし、そういわれてもなあと困ってはるようであった。
なんとなく、行くとこが無さげであった。
こんだけ積もったら何も見えへんのやろうと思う。

やむなく、「尿前の関」に行って下さいと言う。
わかったと言うことで元来た道をしばらく戻ったら、国道からそれて、側道に下って行く。
道はズッポリ雪に覆われてる。左側は山手側、右側は下り斜面になってる。
どちらも相当は積雪だ。
雪の山をみながら、「ここが「尿前の関」です」と教えてくれた。
建物が殆ど雪に埋まってる。芭蕉の史跡はあっちですと左側を指差すけど、ほとんど
何も見えへん。てなことを言いながらするっと通り過ぎてしまった。
一番肝心なところあたりで車を停めてくれると思ってたら行ってしまったのだ。
写真くらい撮らしてよって言ったら、もう遅いと言われてしまった。
確かに停める場所もないし、ましてUターンなんかできへん。
しかし、まあ、何だかなあ、噛み合わない。
しようがない。
もう行くとこはなさそうだ。

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ありがとうございました。