爆弾低気圧来襲、東北温泉雪見旅−04、空港から銀山温泉へ。

空港から銀山温泉へ。

空港の建物から出たら、えらい吹雪ではないか。風が強い。

寒風吹き荒ぶとはこのことだ。

山形空港から銀山温泉へのアクセスは空港のホームページでは2つの方法がある。
1つは、定期バスだ。もう1つは乗合タクシーみたいなやつ。
定期バスは、予約が不要とある。ということは飛行機が遅れたりしたら多分待ってくれへん。
乗合タクシーはちょっとだけ高いけど、待ってくれる。この時期、こちらの方が安心ではないか。
乗合いと言っても本日は、わしだけらしい。とても楽ちんだ。

「えらい雪ですなあ」って言って見る。
「いつものことですよ」って軽く受け流される。
それでも、昨日今日は欠航便も出てますねと言う。来る予定の人でキャンセルになった人も
いたらしい。いつもの雪事情かもしれんけど、ここ数日はけっこうきつかったようでもある。
それでは行きましょうと雪の中を出発する。
吹雪の中の走行、見てるだけでも結構怖い。慣れたらなんでもないかもしれんけど
わしには結構スリリングだ。
だんだんと郊外に出ていく。向こうからも車はビューンと走ってくる。
時々視界が吹雪で不明瞭になる。
嫌やなあ。こんなとこ走りたくないと思う。

今日は、この雪で新幹線も1時間以上の遅れが出てるらしい。
もしかしたら、新幹線で来て合流する予定の友人たちも遅れてるんかもしれん。
とりあえず、電話してみるけど、出ない。
彼らはわしより、30分程早く着くはずだ。気になるなあ。
運転手さんはいろいろ話してくれる。前の仕事のこととか、趣味でやってはることとか。
とても興味深い。
その間も視界がどんどん悪くなる。
「こんなのをホワイトアウトって言うんですよ」ってスピードを緩める。
ガスでほとんど前が見えない。こんなんが日常にあったらかなわんと思う。
それでも立ち往生することなくゆっくりではあるけど前に進む。
道はだんだんと山に入っていく。両側は雪の壁だ。
わしが見たら、どれが道やら山やら曲がり角やら、さっぱりわからん。
霧の中から突然、対向車が現れる。
恐ろしい。
どんどん峠の中に入って行く。地吹雪が始まった。
山の中でもホワイトアウトだ。恐ろしい。
ようこんなんで前に進めるなあって言ったら、前の車に着いて行くだけやから
楽なもんやと言う。一番大変なんは先頭の車だそうだ。
そうはいうても、後部座席で座ってるわしでも結構疲れる。
早く着いてほしい。
運転手さんはよもやま話の合間に、今日はどこに泊まると聞く。銀山温泉と
言うと、あしたはどうすると言う。あしたは電車で鳴子までと言うと
銀山から鳴子まで、タクシーで行くという手もあるようなことをさりげなく。
明日の天気が心配やったら、今晩のうちに予約してくれたら大丈夫なんて。
なかなかしっかりしてはる。
それにしても、そんなこともありえるのかと若干心は揺れたりする。
さて、まだ山の中やのに、「着いた」と言う。

ここが銀山温泉らしい。

車は温泉街の中には入れない。宿泊予定の「能登屋」さんまで歩いて案内してくれた。
ほんに、ここはどっぷりと雪の中。
屋根の雪下ろしの真っ最中。

雪は降りしきる。

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ありがとうございました。