コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−86、郭庄へ蓮の花を見に行く。

郭庄へ蓮の花を見に行く。

さて、わざわざ日本から杭州まで友人が観光に来てくれはった。何を見てもらおうか。
というても、勝手ながら、学校もあるし、バスか歩いてかで行ける近辺に限られる。
やっぱり西湖のあたりになる。
しかしながら西湖は中国でも有数の人気を誇る観光地。見ていただいても、それも
初めてであれば、特に不足はないものと思われる。
てなことで西湖に向かう。
あんまり悩まずに郭庄に向かう。
ここはわしが好きな場所。前にも紹介したことがある。昔のお金持ちの別荘だったらしい、
とても瀟洒で雰囲気のある庭園だ。

西湖というのはやや縦長の楕円形をしてて、ほぼ中央西寄りに縦一本の堤防がある。
それを蘇堤という。かの文人蘇東坡がこの国の長官だったときに作った堤防だというので
名付けられたらしい。今ではとても美しい観光通路になってるんで後でここも歩いてみる。
そして蘇堤の向かい側、湖の西岸の畔にあるのが郭庄という庭園邸宅だ。
歩いて行くには、少し遠いけど、バスを使っても近くまでいけるのでわりと便利である。
入場料が必要やけど、とても安い。

そして、中国の庭園には珍しく、質素で鄙びた邸内に入ると、おおっ、とうとう
蓮の花が咲いている。

6月になると蓮が美しいと聞いてたんで、気になってたけど、日々の散歩のみちすがらでも
花が咲いてるのに気がついていた。

きっとここも美しいのが咲いてるやろと思ってきたけど、その通りだった。

ここは何度か来てるけど、違う花が咲いたら違う美しさがある。

普通の回遊式の庭園やけど、湖畔に建てた利を生かしてその風景を巧みに取り入れている。

前回来た時は雨の中やったけど今回は天気がいい。

ここは、予約しておけば、お茶と軽食を提供してくれる。

けど、高そうなんと、予約しにくるのが(電話番号がわからん)面倒なんでまだ試したことはない。
今回も、申し訳ないけど、お茶いお菓子なしでのお庭鑑賞だ。

蓮の花は綺麗やけど、ここのはまだ小規模、もう少し時間が必要なんかな?
庭園自体はかなり広い。外との区切りはあるけど、湖岸の自然ともあちこちで繋がってるんで
結構外界自然との一体感が強い。
てなことで、しばらくの楽しみをさせていただいた。

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ありがとうございました。