21.張家界、最後の食事
下に降りると、運転手が変わっていた。どうやら今日は忙しいらしい。
それで、これから張家界の市内に行って、食事をしてマッサージするから
街のレストランまで送って、18時頃又ピックアップしてもらうという事にした。
「どこに行こうか」という事で、長沙で上海組が行った「火宮殿」がここにもある
という話なので、そこに行ってもらうことにした。
到着。しかし、様子がおかしい。
「もしかしたら、14時を過ぎてるから店が閉まってるのと違う?」
「よくあるや」
やっぱり閉まっていた。それで運転手に聞くと、土地の料理で美味しい店があるという。
じゃあ、そこに行こうという事になった。
「新烏龍山賽餐館」という店だ。
今日は運転手も忙しいので、コミッションをとっている暇はないらしい。
そそくさと我々を降ろして去っていった。
「食事はできますか?」、「出来ますよ」という事であったが、
注文していると、あれも出来ない、これも出来ないで
多分、料理長が休みに入っているから、魚をさばいたりができないようだ。
これは、魚のツミレのスープ。
あっさりして美味しい。
湖南料理で有名な蟹味噌豆腐。北京の味を思い出す。
蟹味噌の味がしっかりしていてとても美味しい。
山の中でも蛸料理。
辛さが効いて美味しい。唐辛子がとても辛い。
これは春雨。まあ普通。
豚肉のスモーク。鳳凰古城とか芙蓉鎮でも、これをぶらさげているのを良く見た。
中国では、大ご馳走みたいだ。正月なんかで家族が集まった時に食べると聞いた。
確かにスモークが効いて塩辛いが、とても美味しい。
今回の旅で一番美味しかったかもしれない。
料理長が居る時に来たかったなあ。