深セン、午前2時

粥屋の中は大賑わいだった。若者達のグループが何組も大声で喋ったり、
乾杯、乾杯で盛り上がったりしている。
熱々の粥で暖まって外にでると、もう深夜の2時頃だ。
しかし、まだ、昼間のように賑やかだ。
「やっぱり、深センはいいね」、「夜もこんなに元気だ」
「元気をもらえるね」。
久しぶりに私も友人も満足だ。
さすがに、以前、時々来ていた頃の賑わいに比べるとかなりおとなしくなっている。
それだけ景気も悪くなってきたのか、いろいろな取締りが厳しくなってきたのか
わからないが、変わっていくものは仕方がない。

そういえば、遥かな昔、日本でもこんな時間まで飲み歩いていた頃、
大阪の、「ミナミ」の界隈も、神戸の「三宮」あたりも全くこんな感じだった。
元気な若者で溢れていた。
帰りのタクシーが捕まらなくて困ったものだった。
今は、どうなんだろう。
日本でこんな時間まで飲む事はなくなったなあ。

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