コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−57、天目山へ。

天目山へ。

ある日、学校へ行ったら、軽旅行的なイベントがあると聞いた。
わずか1ヶ月半ほど居るだけやけど、この学校は随分イベントが多いなあって思う。
行き先は「天目山」というところだ。
知らんかったけど有名な観光地らしい。近くに有名な古刹もあるらしい。
画題にもよく使われているところらしい。
しかも無料。
しかも海外留学生対象のイベントらしい。
気になる。
しかし、何やらマスコミ関係の取材もあるらしい。
ちょっと怖いなあ。インタビューされたら受け答えできへん。
しかも、取材に積極的に応じるようにという条件付きでもある。
かなり怖い。
でも、タダで行けるのはとてもありがたい。やっぱり行こう。
杭州から北西の方角、蘇州などがある太湖に近い方向にあるらしい。
朝早くバスに乗って、一旦西を目指す。車窓からは臨安という街の名前がみえる。
中国では革命の聖地という臨安なんやろか? 知らんけど。
そのあたりから北に転じてどんどんと田舎に、山の中に入っていく。

着いたところは、緑濃い森林をかかえる大きな山だ。

一行は、特になんの説明も受けず、わし以外は詳しく知ってるんかも知れんけど、
なんとなく山に登っていく。

海外留学生相手のイベントというだけあって、外国人がほとんどだ。
(わしもそうなる)

ゾロゾロと上にのぼる。今から行くのは、東天目山というところらしい。

あたりは農村地帯。
こういうところがいくらでもあるというのがこの国の奥深いところだ。

しばらく登ると、大きな池の辺りに着いた。

とても静かだ。

とても美しい。

まるで絵画の中の世界のようだ。
横山大観や東山魁夷の絵を見てるようでもある。

とても透明だ。
深い緑が水面に映って、絶妙な美しさ。

自然の妙技やなあって感動する。
いくら見ていても飽きない。
まだ、ここの風景に出会ったばっかりやのにこれとはすごいなあ。
なに、ここが入り口か?

まだ、始まってへんかった?
日本語表記って嬉しいなあ。
(今でもあるんやろか? この後、日中関係はとても悪くなった。)
ここから先どんな風景が待っているんやろ。期待が高まる。

 

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ありがとうございました。