コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−04、学費や寮費、入学、入寮など。

学費や寮費、入学、入寮など。

さて、美術学院まで無事についた。さっさと手続きをしてしまわんと今晩寝るとこもない。
事務所はどこだ?
荷物持って探すのは大変だ。事務員らしき人を見つけて聞いてみる。入ってすぐ
左手の2階らしい。ヒーヒーいいながら2階にあがる。
いきなり難しい会話にはいる。なんとか必死でしのぐ。
持ってきた書類は問題なし。無事通過。あとは授業の内容やら、注意点の説明を受ける。
わかったようなわからんような。わかったふりして曖昧に笑っておく。
寮の部屋はどうする?
一人部屋らしい。一番安い部屋が空いてるという。1日55元、当時で770円くらい?
それで良い。何の問題もない。実は結構問題ありであることが後でわかる。
保険とかの説明もある。
難しい。けど、基本的に「対(イエス)」で済ませとこ、ややこしくなくていい。
それが終わると、いよいよ支払いだ。カードがあれば簡単やけど、いつもニコニコ現金払い、
がこの当時の中国の習慣だ。このために大金を両替して持ってきた。
なんせ、100元が一番大きい札やからけっこう束が大きい。
約3ヶ月分、日割りで計算してくれる。学費と寮費など合計、24646元。
当時のレートで約345000円。
今のレートやと約10万円高い。恐ろしい円高だった。今では考えられへん。
ええ時に行ったもんだ。

あとは、予定通り超ストイックな暮らしをしてみて、できるだけ両替したお金の
範囲内でやっていこう。
まあ、杭州は大都会やから、現金両替は銀行でできるし、クレジットで元を引き出す
こともできる。まとまったお金が必要でなければなんとでもなる。
ちなみに、杭州の銀行には両替屋さんはいなかったけど、あれって上海現象なのか?
で、授業のスケジュールはこんなやつ。

途中参加で山水画のコースから入る。
臨模というのは模写のことだ。
水墨画の基本は南画って言われてるけど、それは殆ど南宋画のことで、それは、
南宋時代の首都であるこの杭州で花開いたやつの事だ。それで杭州美術学院では
南宋画をすべての基本にしてると言う。
さてどんな勉強をさせていただけるのか、とても楽しみだ。
寮はすぐ隣の建物。事務員の案内で入っていくと寮監さんみたいな人がでてきて
紹介された。この後、この方にはずっと、大変お世話になった。
とても良い人だ。
部屋はどうやらホテルだった建物を改装したものらしく、個室の中には、
ベッドと机が設置されていて、結構広くて一人部屋としてはゆったりしてる。
トイレも浴室も洗面台も別々にあるんで住心地はよさそうだ。
2階の道路側、これがくせもの、後にいろいろ問題がわかってくる。

まあ、一番安い部屋やからこんなもんでしょう。
もちろん掃除は自分でやる。
洗濯は共同使用の機械が3階にある。物干し場もそこにある。
冷蔵庫も共同使用のやつが3階にある。
そいいう暮らしだ。
飲料水はこういう機械を使う。30リットル?のタンクは注文すれば新しいのと
交換してくれる。多分15元だったと思う。機械の使用料は無料だ。

湯沸かしポットと急須は持参してる。茶葉を買ってくれば毎日お茶が飲める。
さて、どんな暮らしが始まるやら、とても楽しみだ。

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ありがとうございました。