コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−52、龍井茶の故郷、龍井村へ。

龍井茶の故郷、龍井村へ。

杭州といえば龍井茶で有名だ。街のあちらこちらで茶を売る店がある。
それも値段の高い高級茶が当たり前のようにバンバン売れている。
中国の人はお茶にお金を惜しまないのだそうだ。
ちょっと前に、クラスのスケッチ授業で茶畑に行ったけど、それは勿論龍井茶だ。
それはいいとして、本場龍井茶の龍井村というところにはまだ行ってない。
聞くところによればバスに乗ったら簡単に行けるらしい。
ということで、ある日、バスに乗ってみた。
割と簡単に行けた。西湖を周回するようなバスに一旦乗って、途中で乗り換えたら
一本でいける。
楽やなあって思ってバスから降りたら、ちょっと違う。少し手前で降りてしまったみたい。

えらい、山の中、森の中だ。

家はないことはない。

 

目の前一帯に茶畑が広がってるふうでもない。
さて、どうしよう。
まあ、ともかく進行方向に向かって歩こう。

しばらく歩いてるとおばさんに出会った。携帯電話でえらい喋ってはる。
こっちに気がついた。
何か知らんけど手招きしてくる。何かわからんけど行ってみる。
最近、地方から来たらしき人に道を聞かれる事が多い。
他所の国から来て、コソコソ居てるのに道を聞いてくれるなんて嬉しいではないか。
ちょっといい気になってた頃だ。
山の中で道に迷って困ってはるんかなってちらっと思った。
それにしは、えらい電話で喋ってはる。そんなふうではない。
では行こうと進みかけたら、ぐいっと腕をつかんでくる。
何の用があるんや? でも電話やめへん。
けったいなやつや。
ちょっと待ったけど、まだまだ終わりそうにない。
いくら気のいいわしでも待ってられへん。振り切って歩き始めた。
おばさんは慌てて電話を切って、わしを追いかけてきた。
何やら早口で喚き立ててる。
どうも、ちかくに知り合いの茶園があるんで飲んで行けという話らしい。
そんなん、いらんと断る。

歩いててもどんどんついてきてしつこく勧誘してくる。
美味しいお茶が飲めるという。
敵わんなあ。
変なのにつかまった。振り切るために早足で歩く。やっと諦めてくれた。

丘の上まで登ったら、やっとそれらきしとこについた。

古井戸というやつも見つけた。

とはいえ、とくに観光というか何か見て回るようなところでもなさそうだ。

どうも、さっきのおばちゃんのような人の話に乗って茶畑に行ってお茶をいただくのが
普通の人のやり方みたいだ。
見るというより味わいにくるとこ。
古井戸さがすのにウロウロしてたら、又別のおばさんに誘われた。

もうええわ。
バス停を見つけたんで、そばの椅子に座って待つ。
又、声かけられた。
もうええわ。
お茶を飲みたくない人はきてもしょうがないのだ。
間違えた。

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ありがとうございました。