コロナ日和の日々、妄想の旅に出る。麗江、シャングリラの旅−27。昆明、西山風景名勝区にて。

昆明、西山風景名勝区にて。

さて、ここらあたりは西山風景名勝区というらしい。龍門石窟以外にもいろんな史跡がある。
寺院、楼閣があちらこちら。
眼下にはずっと滇池が見えている。
この湖と、北京の頤和園で昆明湖の話を昨日のブログでした。ついでに思いだすのは
一番最初に頤和園に行った時のことだ。
というか、行かなかった時のことだ。
ある時、北京に出張で行ってたにたまたま日曜を挟んでいたんでどっかに行こうと
いうことで友人と一緒に頤和園というところに行ってみようとした。
どうも天気が悪い。朝から雨が降ってる。
かなわんなあ、でもまあ、せっかくのチャンスやから無理にでも行ってみようと
タクシーに乗った。
雨はどんどん激しくなる。前が見えへんほどだ。それでも頤和園の入り口に着いた。
さあ、どうしよう。降りたら瞬間的にずぶ濡れになるのはようわかる。
傘なんか役にたちそうにない。無理して中に入っても屋外の庭園だ。見学なんか
できそうもない。それに車の外は道路がただの水浸しだけではなくて、かなり
冠水してきてる。もし、仮に無理やり見学するために車を降りたとして、帰りに
タクシーがつかまることは考えられへん。しかも冠水はもっとひどくなりそうだ。
しかたない、戻ろう。北京の街まで戻ることにした。
雨は激しくなるばかり。距離はそれほど遠くはないとしてもスピードは出せない。
あちこちで道が通れなくなってる。水が深くなって通り抜けれないのだ。
今みたいにGPSもスマホナビもない時代、中国では今でも車載ナビは殆ど
使われてなくてスマホだけ、やったから運転手の勘だけで切り抜けていく。
通れないとこがどんどん増えていく。
とうとうどうにもならん様相を呈して来た。えらく深い。ドアを開けたら水が
入ってくるほどではなかろうか? 車の床上浸水だ。
横をみたら何台も立ち往生してる。もうあかんのとちゃうやろか?
それでも、ここで頑張るしかない。運転手も必死だ。
ジワジワと前に進む。エンジンの音が怪しくなりはじめた。
わしらも力が入る。力を入れてもどうしょうもないけど、わしらも必死だ。
ジリジリと進んでやっと抜け出した。
やった!! そこからはもう何もない。市街地まで帰ってきた。
よかった。
これだけの話やけど、あそこで水没してドボドボになりつつ避難する羽目になってたら
どうなんやろ? それを考えただけで恐ろしい。
旅先ではいろんなことがある。何がきっかけでひどいことになるかわからんもんだ。
気をつけんとあかん。
気いつけようもないけど。
ここでは、特になにもなかった。事前に調べもせんと高地に行ってしまって
高山病になりかけただけだ。
さて、現実に帰る。
西山風景名勝区、いい景色ではあるけど、あんまり心に響かない。
大振りなやつは苦手かもしれん。

ここから、ケーブルカーに乗って少数民族村へ。
これもわざとらしい。
旅の最後はドラマチックには終わらんみたい。
まあええか。

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ありがとうございました。