九度山暮らし、手術後1年目へ、或いはコロナ怖生活−50、町石道を歩く−4、古峠へ、二つ鳥居へ。

町石道を歩く−4、古峠へ、二つ鳥居へ。

六本杉までは歩きにくいところもいくらかはあったけどずっと下で結構楽であった。

ここから先も上りは殆どない。

しかもとても歩きやすい。

走ってもええくらいの気分やけど、年寄りが無理したら何が起こるかわからへん。

谷筋を右手に見ながら、伸び伸びと歩く。しんどくないんでとても歩きやすい。

木々の間を木漏れ日が美しい。ポカポカと楽しく歩く。

歩くだけでとても気持ちが良い。

時々、人の気配がするなって思たらすっと追い越して行きはる。
わしは年寄りやけど、そうメチャ遅いわけではない。しかし、若い人は早い。
中でも走って行く人が多い。今はトレイルランというのが流行っているのか、皆さん
軽快に走ってる。

確かに、このあたりは起伏が少なく、緩い下り坂やから走るには絶好かも知れん。
さっき通ったとこみたいに溝がないのも歩き易い要因だ。
そのうち、古峠に着いた。ここを左に登って行ったら上古沢駅に着く。

昔はいろんなルートがあったのだ。いまでもあるけど。

もう少し行くと、二つ鳥居と言うところに出た。

これはとても珍しいのではないか。2つ鳥居が横に並んでいる。

縦に並んでるのは一杯みるけど横並びは初めてだ。
意味はわからん。
その手前に休憩所がある。

楽に歩いて来たんであんまり休憩する気にならん。
それより、ここから珍しく麓の景色が見える。

あれは天野の里だ。

天野大社(丹生都比売神社)があるところだ。とても有名な神社だ。
平安の昔から偉い人も普通の人も訪れている。
ここは、和歌山県かつらぎ町にあるけど、町からは山一つ越したところにある
隠れ里のようなところであって、その空気を愛でてここを目指す人も多い。
今歩いてる町石道からも降りて行くのも一つの旅のコースである。
天野の里では、西行法師が晩年を過ごしたことでも知られている。
願わくば花の下して春死なん その如月の望月の頃。
景色を堪能したら先に進む。

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ありがとうございました。