ブログにアップしたいことが沢山溜まってしまってるんやけど、古いのから順番
にやってるとどうも季節感とずれが出てしまうものも多い。
それで遅くなりすぎない前に紅葉の話題を少々。
京都、一乗寺のあたりにあると言う「金福寺」と言うところに前から行きたい
と思っていた。何故かと言うと、与謝蕪村や呉春など蕪村一門の墓や記念塚が
あるはずなのだ。それに蕪村が再建したという芭蕉庵もあると言う。そこから
の京都の街のながめもなかなか良いという。
「行きたい!」と思ってから大分経つが紅葉が綺麗やと言うんでその季節まで
待っていたのだ。
「今からバスで行くよ」って友人に言うと、こんな紅葉シーズン真っ最中にバス
乗られへんかもしれんでって言われた。それもそやなあ。しかし出出しは遠く
からやから何とか乗れた。そのうちバスは出町柳の前を通ったんで電車の方が
ええかもしれんと乗り換えた。電車は人は多い方やけど満員と言うほどではない。
一乗寺は3つめ。直ぐに着いた。
そっから東の方山に向かって真っ直ぐ歩く。さすがに紅葉見物の人が多い。
朝から寒かったけど、歩いたんで暖っかくなってきた。
駅から東に真っ直ぐ行くと詩仙堂。そこを右に曲がれと案内板に書いたある。
細い道が一杯あってややこしいけど大体の方角感で行ったらええ。
タクシーも行き来してるし、バスや車で来た人たちもうろうろしてるんで有名
所はようわかる。
金福寺は「こんぷくじ」と読むのだ。
山門横の石碑が変わってる。
まっすぐ上ると入場料400円。
入って左手に本堂と石庭がある。
庭を左に見て生垣にそって上にあがると芭蕉庵が見える。
背後に紅葉が綺麗だ。
蕪村ここでよめる句。
耳目肺腸ここに玉巻芭蕉庵
三度啼きて聞こえずなりぬ鹿の声
鹿ながら山影門に入日哉
畑うつやうごかぬ雲もなくなりぬ
冬ちかし時雨の雲もここよりぞ
我も死して碑にほとりせむ枯尾花
そうえばずっと前にこの近くの山の中に居ったら鹿がこっちを向いてて、逃げた。
芭蕉庵から遥か西を望むと、愛宕山が見え、その下が嵐山。京都の遠景が一望
できる。
地理的にはこんな感じらしい。
奥に行くと、確かに与謝蕪村の墓や呉春の墓などがあった。
帽子を脱いで頭を下げて画業の上達を祈ろう。
最後に入った本堂の中に与謝蕪村の画があった。これはええ。勉強になる。
一生懸命見て帰った。
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ありがとうございました。