コロナ日和の日々、妄想の旅に出る。V国へ、H市からF市へ列車の旅−06、大河の辺りに着いた、舟に乗る。

大河の辺りに着いた、舟に乗る。

河口の街、港街に着いた。H市内と同じように人が多いけど、どこかのんびりした空気が流れてる
気がする。あちらほどバイクが多くないせいか、喧しさも少し穏やかだ。真っ白な制服姿で
登校する学生たちが清々しい。そして目の前には海かと見紛う大河がある。
目の前に小舟がずらり。

興奮するなあ。向こう岸がはるか遠くにある。中国で見るような大河の風景だ。
ゴウゴウと流れて行く。
それもそのはず、これがメコン河、中国から出発してラオス、カンボジアを通って
V国に至る。長さもすごいけどいろんな国を通って流れてる。個性豊かな国ばっかりやのに
何の問題も起きへんのやろかと気になる。事実、問題はたくさん起きてるらしいけど
日本ではあんまり報道されへんからようわからん。
上流と下流とどっちが得なんやろ? ええモンも悪いモンも上から下に流れる。
船は上にも下にも自在に行ける。
人はどう? 怒涛のように押し寄せる国は? 気になるなあ?
仲良くつかえば素晴らしい資源なんやけど。
中国でこの河を見たことがある。雲南省の山の中をゴウゴウと流れてた。
ラオスではこの河でサンセットクルーズを楽しんだ。
更にこの河を渡ってタイに行った。
カンボジアでは、この河につながるトンレサップ湖でクルーズした時、河の氾濫で
被害を受けた人たちへ寄付しろと強要された。
ここでは何があるんやろ。
寝台列車の上と下ではどっちが楽なんやろ?
アパートやマンションに住むのは上と下とどっちがええんやろ?
下らんことを考えてるうちに、バスの客はグループ事に分けられて舟に乗る。
全員にライフジャケットが配られた。汚なそうで気が進まんけどこれは仕方ない。
もちろん日本語ツアーの人たちとは別の舟だ。
おおよそ7、8人が一つの舟に乗っている。河の上は巨大な船が行き交っている。
沈みそうなくらい荷物を満載してる。中国の港にいるようだ。
わしらの舟も波に煽られながら先に進む。あっという間に支流に入って行った。
さすが、鬱蒼としたジャングルが始まる。
木と緑の存在感がすごい。ワニが居てるわけではないし、大蛇が居てるわけでもないやろけど
居てるような気もする。すべての生き物が生命感溢れてて、蘊気が立ち込めてる気がする。
人が居らんかったら何かでてきそうだ。
支流の流れには生活がある。日用品を運ぶ舟が通る。
楽しい。

タイの水上マーケットのようにモノを売りにくるわけではない。みなさん慌ただしく
移動していく。
日差しはとても暑いんやけど、川風が吹くのと、樹木の影がけっこうあるんで比較的
涼しくは感じられないこともないけど、借り物のライフジャケットが結構汗臭い。
そろそろ昼ごはんかな?

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ありがとうございました。