中国、廬山&安徽、文房四宝の旅−50、安徽、績渓県、石家村にて。

安徽、績渓県、石家村にて。

さて村の中を逍遥する。

ここは今までで一番文化レベルが高いかもしれんなあって思う。

飾ってある書や絵にも風格があるような気がする。装飾品なんかもちょっと違うと言う感じだ。
歴史を感じるなあって思う。
机やかご、入れ物なんかでもボロっちいようでようみたらなかなかのものだ。

手入れしたらかなりのモノやろと思うし、お宝骨董としても値打ちがあるんとちゃうやろか?
このテーブルと椅子もなかりのモンとちゃうやろか?

テーブの上の金魚の絵柄は趣味悪いけど机や椅子は材料も仕事も良さそうだ。
表にでたら瓦の装飾もなかなか面白い。

鬼の面のようなやつがこっちを睨んではる。端っこの動物たちもユーモアがあって良い。
それでまた洗濯場がある。

野菜の下洗い、だけよねえ。も一回ちゃんと洗うよねえ。
知らんけど。
帰り際に村を振り返る。

とても良い。
これは絵になる。

中国のカーナビの話。

昨日に続いて、無駄話。
昔、某電機会社に努めてた頃、中国に出張に行く機会があった。その時聞いた話やけど、
中国でカーナビ販売を担当してる人たちはさっぱり売れへんとえらい嘆いていた。
あの手この手で宣伝しても、も一つ乗ってこないのだそうだ。その頃タクシーに乗ったり
車をチャーターしたりして、道がわからんようになっても運転手が車を降りて地元の
人に聞きにいくだけで、カーナビみたいなモノに気持ちが向くということがなさそうと
いうのはわしらにもはっきり感じられた。
しかし、それから10年ほど経って、今のように爆発的に携帯が、しかもスマホが普及して
だれもが使うような時代になってしまって、しかもナビアプリがスマホにあるとなると
ほとんど誰もがスマホナビをたよりに運転してるようなのだ。
もちろん専用機ほどの至れり尽くせりはないし、日本のアプリのような親切、わかりやすさも
なさそうやのに、現在地ポイントと道路を表す直線の組み合わせくらいで、音声ガイドを
頼りにバンバン走ってはるのがすごいと思うし、これでええ、十分いけると思ってはる
ところもすごいと思う。
とにかく何でもスマホでやってしまう。高速道路でETCがなかなか普及しいへんなあって
思ってたら、今年気がついたけどスマホで決済してはった。ETCカードは持つ気がせんけど
スマホやったら面倒でもそれがええというらしい。
そういえばクレジットカードもあんまり普及せえへんなあって思ってたら、あっというまに
スマホ決済が全土を席巻してしまった。
後でやったら余計なインフラを作らんですむという遠大な叡智の国なんかなあって感心して
しまう。

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ありがとうございました。