中国でも、精進料理があるというのは知っていた。確か北京で食べた事がある。
華北の少林寺でも食べた事がある。あんまり旨いという印象は無かった。精進料理と言うと野菜を使って
肉や魚に見立てた料理をつくるというのがそもそもと思っていたが、それよりも野菜だけでこんなにおいしい
特別の料理を作ってみせるというやり方の方が多いような気がしている。
妙心寺東林院で食べた精進料理もすばらしくおいしかった。東大寺夏季講習のお弁当もなかなかのものだった。
そんなだから、殆ど油濃い料理はお目にかからない。それで精進料理=低カロリー食という数式が私の中では
なりたっている。ところが中国では、ばんばん油を使うのでこの数式は全然通用しなかい。
杭州でも精進料理があるという。仏教都市というわけでもないし、何か意味あるんやろか?
ダイエット志向のはやりなんやろか?
興味が湧いた。
それで、同学三人で行ってみることにした。
私以外はすでに来たことがあるらしい。
なかなか小奇麗な店だ。内装もおしゃれで、若い客が多い。
やっぱりおしゃれ感覚で素食料理(精進料理)を食べに来てるんやなとわかった。
ひとりづつ、別のものを頼んでシェアしようかという事で注文を始めた。
最初の1人はビーフン。
次は、青唐辛子炒めみたいなの。
此処まで来てはたと気がついた。せっかく、「もどき」屋さんに来てるのに、「もどき」らしいもの頼んで
へんやんかと言うことだ。
それで次は、「豚肉炒めみたいやつにしょうか」と話は落ち着いた。
というのは全て絵メニューで頼んだからだ。字を見てないから何をどうしたという実感が湧いてない。
隣の席では若いみなりのいい若い女性がひたすらメールしてる。
向こうの席では、女性グループが楽しそうに食べている。
あっちの席ではちょっとお金持ちそうなカップルが何か食べている。
そういう店だ。
さて、料理が来た。
ビーフンは普通。中に豚肉もどきも入っているがただのビーフン炒めだ。
青唐辛子炒めはぴりりと辛くておいしい。カラッとしてるしナッツが入って口ざわりもいい。
が、特に素食料理(精進料理)と言う特長はない。唯の野菜料理だ。
豚肉炒めは、まあまあおいしくて、味も食感も豚肉炒めに似ている。面白い。
ただ、まあ、予想通りどれも油が多いのでカロリーをセーブしたという感覚はない。
お金も結構高めで、1人20数元であった。
庶民感覚の店とはちょっと違うんやね。
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ありがとうございました。