中国、廬山&安徽、文房四宝の旅−25、江西/安徽、婺源県、李坑古村の中に入る。

李坑古村の中に入る。

さて、丘の上からの景色に堪能したら急いで村に入ろう。だんだんと暗さが増してきている。
入口のチケット売り場のあたりが騒がしくなった。
小さな女の子たちが立っている。

どうやらこの子が本日、この村を案内してくれるのだそうだ。
これはええ、早速連れて行っていただこう。
中々面白そうな古村の中に入っていく。

雨が降りしきる中というのは、歩いて観光するにはつらいけど、ちょっとした人と人との
すれ違いを絵にするにはとても情緒があってええような気がする。

鶏は雨でも忙しい。

街角の角々に一杯物語がありそうだ。

おや、いきなり硯屋さんがある。

歙州硯の本場に近いんやから無理もない。ここで作ってるらしい。かなり興味はあるけど
後日、作家工房へ行くことにしてるんでそっちの顔を立てよう。時間もないし。
川に降りていく道。

行ってみたいけど?
壁には家訓が。

何て書いてあるんやろ?
竹細工の店?

床の間的な場所には時計とろうそくと鏡があるのが正式なんやって? 理由はわからん。
わかったからどうということもない。
けどこれから先、どの古村に行ってもこういう組み合わせになっているというのが分かった。
道教的な教えから来てるかな?
日本の仏間のルールみたいなんかな?
若い観光客が雨宿りしてはる。

その先に祠堂がある。古い祠堂があるというのは昔の繁栄の印?
村出身で科挙に通った人が自分を褒めてあげるために故郷に祠堂を作る?
そして中央で偉くなって自分と故郷に富をもたらす?

こんな路地は好きやなあ。

ここが案内してくれてる彼女の家だ。

一生懸命説明してくれてるのがとても可愛い。

雨の絵ってとても難しい。

水墨画でも名人の絵を見ると雨足の強さや、降りしきる雨の風情、雨に霞む風景等々
素晴らしい絵が一杯ある。それでもこれと決まった手法があるわけではなくて夫々に
工夫されててそれがいかにもそれでないとあかんかったかのように自然に描かれているのが
心憎い。わしはそんなんできへんから、いろいろ試してまあこんなんでええとしょうてな
ことで仕上げるしかない。
いつの日か何も考えんでも筆が動いているようになりたいものだ。

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ありがとうございました。