中国、南潯遊(杭州日記の続き)-07 百閒楼

さて辿りついたのは百閒楼と言うところだ。
南潯古鎮の中でも明の時代の民家群が数百件まとまって保存、保護されている
というところなんだそうだ。

水べりだけでなく中の方まで広がった一大住宅群ということだ。
このお嬢ちゃん気になるなあ。

宿題のお絵かきかなんかやってんかなあ。ちょっと見せて欲しいなあ。
寒いときにこんな話をすんのもなんなんやけど、舟から降りたらえらい暑い。
川べりを離れたら更に暑いのだ。

けどまあ折角来たんやし。何を見るというわけでもないけどまあ見てまわろう。
わしはこんな風景好きやなあ。

あの奥の方にある椅子に座ってぼうっとしときたい。
洗濯モンもアクセサリーやね。
これまたすごいねえ。

家の外に椅子を横に並べて、間に机をおいてお茶を飲むというのはよく見かけ
る光景やけどその椅子がソファーなん?

行っても行っても、まだまだ先がある。

住宅群を見に来たというんやから、目的があるようでない。
まあええけど、この丸い石は何なんや?

この住宅群の特徴は、左のアーチ型の回廊なんやそうや。

右の女の子は洗濯してるんかなあ。
服洗って、野菜あらって、それでも綺麗な水?
そんなこと気にせえへん暮らし?


回廊もどこまでも続く。
「もう大体みたで」
「どこまで行っても大して変わりはないで」
暑いんでだんだん軟弱になる。
適当に切り上げて舟まで戻った。ええとこあったら見ながら帰ろうって最初は
思てたけど、さっさと帰ろう。


より大きな地図で 南潯の運河 を表示

と言うことで、南潯遊の話はこれでおしまい。

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ありがとうございました。