中国、浙江省、古村の旅ー41、岩頭蒼坡古村にてーその1。

何が筆やら、硯やら、わからんではないけどそれが何やねんと思いつつ村の中に入る。
いきなり展示館みたいなのがあったんで中に入ってみたら絵があった。えらい巨大な
絵だ。タテ1mくらい? 横数mほどもある。高名な画家がこの村にこもって
2年ほどかけて完成させたらしい。昔のこの村の生活風景が村の全風景として俯瞰的
に描かれている。一口に大きいっていうけどこの徹底ぶり、この描写の細かさはすごい。

水彩画であるようやけど、よほどの根性がないとここまでは描かれへんと思う。
好きかどうかは別にして大いなる努力と根性に敬意を評したいと思う。

外に出ると日常がある。ポカポカしてええ天気やし、村の皆さんも機嫌が良い
みたいだ。

おや、麺が干してある。こういうのは乾麺になるのか? ある程度干すだけなのか?
どうやって食うんやろ? 興味あるなあ。

露地では皆さん談笑してはる。とてもエエ感じだ。

ここで一つ疑問がある。ガイドさんにどうしても聞きたい事があるのだ。
中国の田舎に行ったら、あるいは都会の路地裏でもそうなんやけど、よく、おじさんや
おばさんがこんな風に談笑しながら、立ったままお茶碗を持ってご飯を食べてはる。
そういう風景を見かけると、その人達は至極当然の事のようにやってはって、何の
疑問も恥ずかしさもないように見える。わしらは子供の頃から、立って食べるなんて
行儀悪い。とか、人前で外でご飯を食べるなんてとか親からえらい怒られて育ってきた。
元々の礼が生まれて国の中国でそういう教えはないんやろか? とずっと疑問に
思ってた。

それで、ガイドさんに聞いてみたら。中国では、田舎でも都会でも、家の外で
談笑しながら飯を食うのは当たり前の事ですよって言う。
礼儀知らずでもなんでもない。親に怒られることもない。ごく普通に立って食うし、
外でも食うのが習慣なのだそうだ。
ほんまかいな? いくらなんでも信じられへんって言うても、いや絶対その通り
ですと声を大にして断言しはる。
ほれほれ、ここでも食っはる。

更に疑問がある。お茶碗は一つしか持たれへんよなあ。ご飯ていうても白飯ばっかり
食うわけやないやろなあ。中国の人はおかずをご飯の上に載せて食べはるから、
それでええんかなあ?
お汁はどうすんのやろ?
疑問ばっかりやけど、皆さん何の屈託もなくおしゃべりしながら食べたり、お茶飲んだり、
和気あいあいで過ごしてはる。

この村も面白そうな路地裏がいっぱいある。

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ありがとうございました。