昨年の旅の思い出-楊州痩西湖

鎮江、金山寺の後は長江を渡って楊州だった。
ちょうどお昼時、楊州へ来たからには、「『楊州炒飯』を食べなくては!」
ということで、運ばれてきたのは普通の一皿だというのに山盛りの炒飯。
しかも、料理の一番最初に登場だ。一番に頼んだから仕方ないにしても、
これで殆どお腹が一杯だ。あとの楊州料理も美味しかった。

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お腹一杯の後は、痩西湖。
西湖を模した人造庭園だ。柳が美しい。
「楊州は美人が多いんだよ」、「柳腰美人って言うじゃないか」と聞いてきたが
どこにも見当たらない。しかし、見事な柳は湖の堤を埋め尽くしていた。
腹ごなしになるからと歩いて廻ったが、あまりにも大きいので半分くらいで
引き返した。
五亭橋は一服して詩でも詠むために造ったのだろう。
画になる景色であった。

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最後は鎮江駅から列車に乗ったが、その待ち時間で生まれて初めて
菱の実を食べた。前の洞庭湖の旅では、生まれて初めて生の蓮の実
を食べたし、最近は珍しいもの、しかも昔は日本でも良く食べていたような
ものを経験している。こういうのは中国語で「大飽口福」というそうだ。
口に大きな福があってよかったという事だ。
今年もいろんな福が欲しいものだ。

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