中国、浙江省、古村の旅ー12、新葉古村探索1。

この村は池が多いようだ。気持ちが落ち着くし、池に映った景色で見た目に変化が
出るんでいいかんじになる。こういう山があるのに初めて気が付いた。

そう思って見てみると、奇妙な形の山がごく近くに聳えている。絵になるなって
思いつついく。村の中にある池ってどういう役割なんやろう。安徽省にある世界遺産の
古鎮でも、そうでなくてもあちこち今まで訪れた古鎮でも殆どの村の中に池があった。
防火用水はもちろんやろけど、当然のことのように食材や食器を洗ったり、洗濯
したりしてはる。ということはどこからか排水してるし、どこからか新しい水が
入って来て循環してるはず、どんな仕組みを作ってはるんやろ?
それはそれでええんやけど、それを見てたら確かに人の暮らしがあるっていうのが
見られてええんやけど、やっぱり清潔好きの日本人には衛生面がとても気になる。
このあたりから集落内に入っていく。

道は真っ直ぐなはずもなく、グキグキと曲がっていく。

こういう露地はとてもおもしろい。
曲がった先に何があるかわからんから、似たようなもんやと思ってても、やっぱり
想像力をかきたてる。

どこを通っても観光施設がない、お店もない、飯屋もない、ゲストハウスもない、
それがとても新鮮だ。
観光施設はないけど見るものがないわけではない。
豪族かお金持ちの家やったんか由緒正しそうな建物があって、家の壁には絵が描いてある。

こういうのがさらっと有るのが文化やねえ。
よくある山水画ではあるけど、人物がけっこう生々しくてよくできてるのではないかと
思う。自分で絵を描くときの参考になりそうなんで写真に撮っとこう。
何やら怪しげな小池と

庭がある。

昔、昔の曰く因縁があるんかな?
長者の婦女子は外出禁止で日がなこんな庭を見て暮らすしかなかったらしい。
ところがある日、我慢できずに抜け出そうとした女が小池にはまって死んでしまった?
そんな話があったやら無かったやら、
どうでもええけど

まだ先がある。

こんな田舎でも進士が出たんやねえ。

進士というのは科挙(政府の文官を採用するためのめっちゃ難しい試験)で
最終試験に合格した人のこと、将来、政府の役人になってウハウハの暮らしができる
ことが保証されてるんで郷土にとっても大きな利点がある。

中国ではどんな村にもこういう学問を奨励するような建物がある。
突き抜けたら又大きな池がある。
池のほとりでお婆ちゃんが編み物をしてはる。

向こう側に回り込むと、さっきの面白い形の山が池に映ってとてもええ感じだ。

ここは、写真家に人気の村らしくて、ここがその撮影ポイントなのだそうだ。

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ありがとうございました。