杭州お絵かき勉強日記-055 定食屋のとなり

葷酒山門に入るを許さず」とか言う言葉がよく禅寺の入り口に書いていたりするが、こういう言葉を 日常使うとは思っていなかった。葷というのは肉や魚や大蒜など生臭いものを意味すると習ったような 気がする。どうも中国ではこの葷と言う字が日常的に使われているようなのだ。 葷というとおかずで肉や魚類を意味する。それに対応するのが菜と言う字で野菜と言うことだ。 前に紹介した定食屋に行っても、2葷1菜、14元、1葷2菜、12元、1葷1菜、10元、2菜、8元と なっている。(前に少し間違ってたかな?) 最初の頃は1葷2菜を食べた、そのうち量が多いなと思い、1葷1菜に、今は2菜だ。これで十分。 という具合にかなり頻繁に定食屋に行くようになった。 ところがこの店は人気店なのでいつも満員だ。レジで並ぶし、定食を盛ってもらうのに並ぶし、席が 簡単に見つからないことが多い。 外からぱっとみてあまりに列が多いときには入るのがいやになる。 それである日、隣にも店があるやんかと気がついた。 見るとえらい空いている。 心配やな。でもあっちは混んでるし、入ってまえ。 中に入ってメニューを見ると、定食はない。麵とご飯ものだ。 杭州に来て不思議に思うことがある。 西湖の畔や老街など観光街は別にして、所謂街の食堂みたいなところに入ると、単品のおかずメニューが ないのだ。必ずご飯と一緒になっている。「○○飯」というやつだ。それか麵。 何人かで食堂に行って、何品かおかずをとってシェアしながら一杯やるというようなことができない。 そういう習慣がないんやろか。 だから、居酒屋風の店もない。 ビールも置いてない食堂が多いのだ。 ここもそういう感じ。ビールはあるようだが、おかず単品はない。 今は関係ないから、ご飯ものか麵かを選ばないといけない。 とりあえず、三鮮面というのにしよう。 三鮮というのは所謂、葷三種が入っているのかな? 来た来た。

蝦とハムと肉みたいなの一応葷三つが入っている。 麵もなかなかおいしい。 おいしくて混んでいる店の隣だからと言ってまずいわけではなかった。 値段のお手ごろ感が大事なのだ。そういう意味では隣は商売がうまい。愛想もいい。 こういう小さな事が大きな違いになってしまうのだ。

あじあんじゃんくしょん
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