ちょっとガッカリ感はないではないけど、何と言うても西江千戸苗塞に来たからには
千戸と表現される圧倒的な数の少数民族民家の密集具合を写真では見たことがあるけど
実物を見てみたい。と言うことでやはり全容を見るためにはと対岸の山の上に
登ることになった。
かなり登るらしい。面倒な人としんどい人は電気自動車があるという。観光にきて
無理にしんどい思いをすることはない。乗り場に行って順番を待てば楽に行ける。
ということで一気に山の上へ。
確かによう見えるけど観光客で沸き立ってるやんか。展望台代わりの広場には
観光客で一杯。
武陵源の時のようだ。人と人の間から景色を見る。自撮りと他撮りのポーズの
合間を縫って写真を撮らせていただく。
ここでも写真撮り用の10元の台が活躍してる。どこでも考えることは同じなんや。
ちょっと飽きてきた。もう戻ろう。
ということで再び電気自動車の順番を待って乗る。順番待ちの人が多いんで中々
わしらの番にならへん、けっこうイライラする。やっと順番がきた。
降る車は電動とは言え結構早い。ビュンビュン、カーブを曲がっていく。
ある曲がり角で、ドシン、バシッと言ういやな音がした。
何があった? と振り返るけどわからへん。
わしらの車の最後尾に乗ってた少数民族の母娘がいる。地元の少数民族の人は
生活道路やから無料で乗れるみたい。出発間際に乗り込んできたんやけど、母親が
持って乗ったバケツのような用器がカーブをきるときの振られて道路に落ちた
ようだ。空ではない。何か食べ物のような? 大事なもののような? そんな
ものが道路にぶちまけられたような感じだ。一瞬、車が止まった。運転手も様子を
みながら何か言ってる。母親が子供に何か言い聞かせて、降りて行った。
こどもは泣きそうな顔で車の横棒を握ってる。
それで、車は走りだした。母親が何か処置するまで待ったれへんのかい?って
思ったりするけどどうにもならん。
彼らにとってはここであのバケツのようなものの中身がなくなるのはとても
痛手なような気がしてならない。
心を痛めつつ降りてしまった。
そっと行ってお金を握らせようか? そんなん失礼やし、上から目線すぎへんか?
うじうじ思う内に人混みに紛れてしまった。
その後、食事をしたらさすがに暗くなっている。
ライトアップされた村の風景を見に行く。さすがに上にはもう行きたくない。
明かりが綺麗というより、見えなくてもええもんが見えへんからええんとちゃう
やろか?
西江の村は橋で有名でもある。
奇妙で立派な橋が何本も架かっている。
これとてきっと最近修復というよりは昔のテイストだけは踏襲して新たに造られた
ものかもしれん。
橋に名前を書いた扁額がかかってるけど何のことか読まれへん。
中国人でもわからんそうだ。漢字のようで漢字でない?
では、商店街を少し歩いてみよう。
まるで有名な観光地真っ只中やんか。それはその通りやから仕方ないか?
もしかしたらと危惧してたけどそのとおり、えらいことになってしまってる。
さて明日はどうなるんやろ?
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ありがとうございました。