中国、湖南省、貴州省、少数民族の旅-22、ドリアンパーティ。

さて、見学も済んだし、スケッチも済んだ。いよいよドリアンを食いに行こう。
昨晩、商店街を散歩してた時にドリアンを売ってるのを見つけてた。一行の中には
まだ食ったことがない人が殆どだ。食ってみたいという。あの魔性の味と匂いを
知らんから言えるのかもしれん。しかし、わしも食ったのはもうずいぶん前の事だ。
匂いも味も記憶が薄れつつある。

まあ、何はともあれその果物屋さんへ行ってみよう。
小さな店に日本人がドドドっと押し寄せてびっくりしてはる。
「ドリアンは?」、「あった」。
「ここでみんなでわけわけして食いたいんやけど、小さく切ってもらえるやろか?」
と頼むと、快く引き受けてくれた。

さて、そっからが大騒ぎ、切るためにナイフが要る。
まな板が要るけどそんなんないから代わりが要る。
皆がそれぞれ食うために入れ物がいる。

なんだかんだとわいわいやってると、店主のおねえさんが、「撮ってもいい?」って
ことでスマホで動画を撮りまくり、今、私の店に日本人がいっぱい来てドリアン
食ってるってライブ発信してはる。
お姉さんも大騒ぎだ。

で、とりあえず食ってみる。
「うまい」けど普通。魔性の味ではない。
匂いはどうだ? 「うんこ」の匂いはしいへん。
何にしても美味しいからまあええか。
熟れ切ったら濃厚すぎるチーズのような味になるんやけど、今やとちょっと濃いめ
の甘さが感じられる程度だ。でもほのかにその気配を感じさせるところはないではない。
香りもおもわず逃げ出したくなるような、持ってるだけでホテルやと入館禁止、
バスや乗り物は乗車禁止になるようなそんな強烈さはない。
てなことで、みんなでわいわい食ってる。
お店のお姉さんがわしらを映しにくる。友達にどんどんライブ発信してるらしい。
スマホの中も大騒ぎだ。
こんなに喜んでくれたら、わしらも嬉しい。
彼女もわしらが喜んでるんで嬉しいらしい。
何はともあれ、全員大満足で店を後にした。
面白い。ちょっと果物を買いにきたはずやのにええ時間を過ごすことができた。
ここはええ街やったんかもしれん。
もう少し商店街で買い物をしてみよう。
お酒やら、食べ物やら。土産物屋街というより、普通の商店街に近い感覚の
街やから居心地が良い。

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ありがとうございました。