何となく快調に走っているような気がしながら、どんどん先に進む。
お城が見えて来た。
「郡山城やで」
しったかぶりをしながら、走りながら片手で写真を撮る。なかなか快調だ。
「もう大和郡山まできたんや」
郡山城を右手にみながら先を急ぐ・・・
先頭を走る友人が地図を見始めた。よくみたら道路の印もなくなっている。
バスターミナルがある。そこで路を聞くがよくわからない。
左に商店街がある。人が沢山いるので、そこで聞いてみたら、この先に交番があるので
そこで聞くのが一番確かだという。
自転車専用道といっても知ってる人は少ないのだ。
交番も順番待ちだ。先着順に処理している。困った順というわけにはいかないだろうし、
誰がより困っているかはを決める人もいない。
それでかなりの時間を費やした。
答えは簡単だ。壁の地図を指さして、「あそこにある」という。
簡単に言えば、郡山城のところで間違えたのだ、右に見る方向にいかないで、真っ直ぐ
行って、左に見るように通り過ぎるのが正解だったのだ。
一瞬、「戻ったほうが」と思ったが、
「このさきをどんどんいったら合流できるやん」といつもの車に乗る時の感覚で安直に
考えて楽な方をえらんだのが大きな間違いだった。
いつまでたっても合流しないのだ。自転車専用道は特殊な道路だから、一般に車が走る
ような路とは簡単に交錯しないようになっているのだ。
「もうそろそろ出会うはずやけどなあ」と思いつつもなかなか分からない。
「あったあった」
やっとそれらしき印がついた路を見つけた。
が、この時点で既に間違った路を見つけてしまっていたのだ。
「さあ、これで安心」と思いつつ走るが法隆寺は一向に見えてこない。
奈良バテバテ自転車の旅ー03、西の京から法隆寺へ
- 2010年9月8日
- 近畿地方
- 3人