車で迎えに来ていただいて、気持ちヘロヘロ、足ガタガタになってやっと本日の
宿泊所、「民宿かわらび荘」に着いた。道路から入り口まで階段がある。こんな
段すらギクシャクロボット歩きで登る。目の前を若者たちが走っている。
何かと聞いたら、同じ宿に泊まってる奈良の高校生、陸上部の合宿中らしい。
元気やなあ。見てるだけで嬉しくなるほどだ。
とりあえず一息ついたらビールで乾杯して本日の頑張りを自分で自分に褒めて
あげよう。
なんだかんだとうだうだしてると、「近くに温泉あるけど行きますか?」と宿の店主さんに
声をかけられた。普段、あんまり風呂好きではないわしやけどこんなときは温泉に
入って癒されたいって本気で思う。ここから車やと4、5分で行けるらしい。もとより
歩く気は全く無い。入浴料も宿泊客やからか負けてもらって大きな浴槽にゆったりと
入る。
露天風呂があったらもっとよかったんやけどそんな贅沢は言うてられへん。
とても気持ちが良い。
この温泉は、旅館あるいは民宿であるけど、お風呂だけのお客さんもいけるらしい。
車で来たキャンプしてるんやろか? それともドライブで遊びに来ただけなんやろか?
家族連れで来た人たちが何組か入ってきた。もちろん混浴ではない。
お風呂に堪能して、すぐ堪能するんやけど、ロビーに出ると、先に入ってた人たちが
くつろいではる。ソフトクリームを食ってる子供がいてメチャうまそうだ。
疲れて、暑い風呂に入ったあとやからさぞかし美味しいやろ、わしも真似をしよう。
うまい。ビールよりこっちの方が五臓六腑に沁み渡るかもしれん。
民宿に帰ると、フランス人も既に到着していた。
一休みしてからわしらは晩御飯にしよう。
これはすごい。えらいたくさんあるではないか。アマゴの塩焼きにソーメン、
他にもたくさん。
そのうえ牡丹鍋もある。地元でとれたイノシシらしい。
とても美味しい。フランス人にも山で鉄砲で撃ったやつやとみなで身振りで説明
すると、わかった、わかったと喜んで食ってはった。宿の人に話を聞くと、熊野古道は
外人さんにも人気があって宿泊客も多いらしい。とくにフランス人が多いって言って
はった。中国人はほとんどいないらしい。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの影響やろか? それやったらスペインやし、
スピリチュアルな感じが好きなんやろか? わからんけど来てくれるのはありがたい。
最後におじやをくうかどうか? また、やどのおばあさんも一緒になってわあわあ
説明して、美味しかったって言ってもらった。
合宿の学生さんたちも盛り上がってる。
民宿のご主人夫婦もおばあちゃんも精一杯もてなしてくれる。
とても暖かい気持ちになれる。
さて、お酒も飲んでお腹もいっぱいになったんで、すこし寛いで、さっさと寝よう。
まだまだ先は長い。
民宿 「かわらび荘」
住所 〒648-0307 奈良県吉野郡野迫川村大字北今西841
電話 0747-38-0157
ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村
ありがとうございました。