蘇州駅についた。この前2月に来た時は無かった駅だからすごいもんだ。
感心するのはいいが、出発までかなり時間がある。
来る時に、チケット変更できたので味をしめて、又、換えに行った。
しかし、全く駄目だ。
「しかたない座って待っとこう」
こんな大きな駅で、こんな大きな待合室で1階も2階も超満員だ。
その上どんどん人が増えてきている。
「一回座って、後でトイレに行ったらもう席ないやろなあ」と思いつつ座る。
前回は、蘇州からの帰りの列車は立ち席しかなかった。
そうは言うても、40分だったから問題なく我慢できた。
今回は席があるからもっと楽だ。しかし、何分かかるか切符に書いてないし、時刻表にも
でてこない。何で到着時間がわからへんのや。
かなり暇だ。持ってきた本も読みつくした。周りの人も暇そうだ。
ぼんやりとして、寝てるような寝てないような人達が多い。
荷物をおいたまま、トイレだろう、席を立つ人もいる。
「ずいぶん治安がよくなったんやなあ」と感心する。
ほんのちょっと前までは考えられなかった。
上海の空港の国際線のロビーでレストランで食べてる時に、一緒にいた人の荷物が消えた
事もある。深センでは持っている大きなスーツケースを目の前で強奪されたという話も
聞いた。デジカメを盗まれた、パスポートを取られたなんかなよくある話だった。
それで荷物はいつも緊張して持っているが、「大丈夫や」と思う人もいる時代になったのか。
それでも何とか時間が近づいてきた。
「やっぱりトイレは行っとこう」と席をたった。勿論スーツケースは持って行った。
やっぱり帰ったら席はなかった。当たり前だ。
定刻に改札が開いた。
今回も超満員だ。立ち席の人もいる。あいかわらずだ。
40分よりは早なったかな?と思っていたら。
「上海西」というアナウンスが聞こえ始めた。
「まだ20分くらいしか経ってないで」
それで上海駅についたのは、蘇州からわずか25分後だった。
改めて中国の発展のすごさを感じてしまった。
江蘇省食の旅-27、蘇州駅から上海へ
- 2010年9月4日
- 上海, 浙江蘇、安徽他/黄山、古鎮、墨硯紙筆
- 古鎮の旅
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