江蘇省食の旅-27、蘇州駅から上海へ

蘇州駅についた。この前2月に来た時は無かった駅だからすごいもんだ。
感心するのはいいが、出発までかなり時間がある。
来る時に、チケット変更できたので味をしめて、又、換えに行った。
しかし、全く駄目だ。
「しかたない座って待っとこう」
こんな大きな駅で、こんな大きな待合室で1階も2階も超満員だ。
その上どんどん人が増えてきている。
「一回座って、後でトイレに行ったらもう席ないやろなあ」と思いつつ座る。
前回は、蘇州からの帰りの列車は立ち席しかなかった。
そうは言うても、40分だったから問題なく我慢できた。
今回は席があるからもっと楽だ。しかし、何分かかるか切符に書いてないし、時刻表にも
でてこない。何で到着時間がわからへんのや。
かなり暇だ。持ってきた本も読みつくした。周りの人も暇そうだ。
ぼんやりとして、寝てるような寝てないような人達が多い。
荷物をおいたまま、トイレだろう、席を立つ人もいる。
「ずいぶん治安がよくなったんやなあ」と感心する。
ほんのちょっと前までは考えられなかった。
上海の空港の国際線のロビーでレストランで食べてる時に、一緒にいた人の荷物が消えた
事もある。深センでは持っている大きなスーツケースを目の前で強奪されたという話も
聞いた。デジカメを盗まれた、パスポートを取られたなんかなよくある話だった。
それで荷物はいつも緊張して持っているが、「大丈夫や」と思う人もいる時代になったのか。
それでも何とか時間が近づいてきた。
「やっぱりトイレは行っとこう」と席をたった。勿論スーツケースは持って行った。
やっぱり帰ったら席はなかった。当たり前だ。
定刻に改札が開いた。
今回も超満員だ。立ち席の人もいる。あいかわらずだ。
40分よりは早なったかな?と思っていたら。
「上海西」というアナウンスが聞こえ始めた。
「まだ20分くらいしか経ってないで」
それで上海駅についたのは、蘇州からわずか25分後だった。
改めて中国の発展のすごさを感じてしまった。

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