今日は世界自然遺産、「武陵源」を見に行く。アバターという映画に、わしは見てないけど、
出て来たらしい。奇岩、奇観の風景だ。特に朝が早いと朝霧が立って雲間に見える
奇岩の林立する姿がとても印象的だ。今日は天気が悪いそうやから余計期待できるかもしれん。
しかし、ここは中国でも一二を争う観光地なんで朝一番のロープウエーの混雑が
一番心配ではある。
さすがにもう人がうろうろ気が焦る。
チケット売り場は予想よりは少ないかな?
ここから階段があって、延々と並ぶのだ。階段は結構傾斜がきつく距離もある。
前に来た時はここで3時間以上待ったという記憶がある。十重二十重に並んで全く動かない行列の中で
とうとう誰が機材を持ち込んだか、事務所が不満封じに持ち込んだか、それはようわからんけど
俄かにカラオケ大会が始まって、皆さん自慢の喉で歌いまくってた、司会をする人も
いたようなんで無秩序なマイクの奪い合いではなかったんやけど、タダでさえ
お喋りでうるさいのにカラオケはもっとうるさくて閉口したことであった。
その間に列はジリジリと進んで時間凌ぎにはちょうどよかったけど、まあこの国では
やることが凡人の想像力をはるかに超えると感心した。
今回は意外と早く、30分かからないほどで順番が回ってきた、1車6人座れる席にも
全員詰め込まなくても余裕を持って登って行く。写真を撮るには上側がいいか、下側が
いいか、窓は右側がいいか、左がいいか、悩ましいけど悩んでる暇はない。
カラカラカラってロープウエーが登っていく。
おや、もう妖しい岩山が見えてきた。
これはやっぱり写真に撮っときたい。誰もがそう思う。狭い車内で皆さん体を
捻りながらカシャカシャやってる。
これで霧が出てたらええんやけどなあって思う。
山頂駅に着いたらちょっとした広場があってビューポイントになってるんでまずは
そこに行こうとし出した頃、いきなり霧が出て来た。
これはええやんか。奇岩は奇岩でええんやけど、霧で微妙に隠されると又一層
味がでる。
霧が風に吹かれて千変万化する様は見ていて全く飽きない風景だ。
すこしずつ移動しながら見てると展望台があった。
さすがそこからの風景は良い。他の観光客も興奮して写真を撮りまくっている。
ながながとポーズを決めるまではその場所を
占拠するのが苛だたしい。見てるうちにどんどん霧が晴れて来た。
山の天気はいたずらものだ。風雅幽玄の眺めも一瞬の夢だったようだ。
からっと晴れた中でこの日の観光が始まる。
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ありがとうございました。