江蘇省食の旅-25、再び蘇州飯

しばらくすると、全員集合だ。実は昨日の昼食の時に話がいろいろ盛り上がって、同じ
オーナーのもう一つの店でも食べようという事になったのだ。その間の事情はいろいろ
あるが、日本語ではわからない。
しかし食べ物には国境はない。旨いものは旨い。
味付けの傾向は昨日と殆ど同じだが、料理はできるだけかぶらないよう気をつかっていた。
「出た、アヒルの首だ」
これがそうなんか?、かなり前に映画でみたことがある。重慶らしき街の屋台街で、この
アヒルの首料理専門の店をやっている美人おかみがいた。そのおかみ目当てに通ってくる
男といつか恋仲になって・・・・という映画だ。
映画もおもしろかったが、この首のぶつ切りなんか旨いんかいなと思っていた。
それがこいつだ。
「これは旨いですよ、是非どうぞ」、「うん、旨いなあ」
私も恐る恐る食ってみた。
なかなかおつな味だ。酒のあてにはいいだろう。首筋の弾力感があるのに柔らかさもある。

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これは大根(蕪?)の漬物。そう、老師が、街角で買ってたやつだ。
「これはうまいわ」
やっぱり私も買ってよかった。日本に帰って食べるのが楽しみだ。
日本の沢庵に味も見た目も似ているが、微妙な違いもある。
まぎれもない漬物だ。

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この田鰻は昨日のよりおいしい。

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蝦の天麩羅。何の変哲もない。
しかし、この衣の味がいい。揚げ加減も上出来だ。
良い味だ。

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「もち米を葉っぱに包んで蒸したものだろう」と思ってたが、なかはなにかポロポロした
珍しいが旨いかどうは好き好きだろう。

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まだまだ何品も料理は出て来たが、昨日と同じものが殆どなのでパスしよう。
食べるのはパスしてないけどね。
文化のレベルの高さを思わせる料理であった。