お茶も美味しいし、景色も良い。可愛い女の子も居るし、いくらでも休憩してたい
とこやけど行き先があるから先に進まんとあかんという気分になってるんで腰が
浮いてきた。ここでもう1時間以上たってるけど、後発隊、飛行機で乗り合わせた
8人グループはわしらと同じ旅行会社と契約してるらしいけど日本発の添乗員付き
というツアーの人たちで、のんびり買い物などしながらやってくるみたいでまだ
姿が見えない。もしかしたら途中で昼ご飯を食べてるかもしれん。待ちあわせる
必要はないんで出発する。さっき休んではった抜きつ抜かれつのおじさんはさすがに
もういない。ずっと付いてきてたワンちゃんももういない。
さあ、行こう。
村の中を歩き始めたら、道を空けろというような声がする。騒がしげな声も聞こえてきた。
何かが来るみたい。それも早そうな音がしてきた。
向こうから馬に乗った人?、人が乗った馬?が疾駆してきた。
どどどっとあっという間に通り過ぎて行く。子どもが乗った馬も続く。
あぶないなあ。かっこええなあ。何してんやろ? 急ぎの用があるんか?
唯の遊びか? 遊びみたいやなあ。
荷物運びの馬や牛やヤギだけやなくて、乗馬遊びまであるとはえらいとこやんか。
気を取り直して前に進もう。
しばらく村の中を進む。
こんな風景大好きだ。
このへんの青梗菜って中国由来なんやろか? となりといえばとなりやもんなあ。
タルチョが風に靡く。
お墓のような、曼荼羅のような。
こんな摩尼車が道中の至る所にある。ガイドさんは必ず回していく。わしらも
時々回す。しんどくなると心の中で回す。
生活の中に宗教が溶け込んでるような気がするのは、やっぱりここが山の奥深い
ところやからではなかろうか。
こういう風景は悪くない。
いつの間にか天気が悪くなってきてる。時々ぽつり、ぽつりと雨が当たる。
余裕がありすぎるとしてもある程度急がないと雨になったら困る。
時々、ガイドさんが綺麗な高山植物があったら立ち止まって名前を教えてくれる。
これはサクラソウやったかな?
その時はうんうんって言いながらしっかり覚えているはずやのに直ぐに忘れてしまう。
認知症が来てるんやろなあ。
予定通り、昼飯食ってから1時間ほどでパグディンに着いた。
今日はここで泊まる。
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ありがとうございました。