パグディンのロッジについて旅装を解いて、と言うてもリュックを放り出すだけやけど、
食堂でゆっくりお茶を飲んでもまだ13時過ぎだ。晩御飯は18時と決めた。それまでは
暇やから村の中を散歩してみよう。
その前にWiFiはあるか聞いてみたら、プリペイドカードを買ってくれという。1日いくら、
2日でいくらという計算らしい。と言うても実際にカードをもらってパスワードを
どうこうするというんではなくて、金を払ったらロッジのおじさんがパスワードを
代わりに打ち込んでくれるというダイナミックなやり方みたいだ。しかも1日とか
2日とかは自己申告制らしい。こういうおおらかな考え方って好きやなあ。
早速2日分って頼んだら、今日は電波の具合が悪いからつながらへんと言う。
しょうがない散歩に行こう。
時々雨がパラつくけど本格的にはなりそうもないし、それほど広い村でもなさそうだ。
カメラと財布を持って外にでる。建築中のロッジが何件か目につく。トレッカーが
どんどん来るんやろなあ。わしらのロッジも結構綺麗やったし、共同とはいえトイレ
もちゃんとしてた。
道端には畑がある。というても自生の野菜かと間違うくらい、おおらかな育て方。
この子たちもおおらかに育って行くんかなあ。ええねえ、可愛いねえ。
子どもはどの子も昔の日本、わしらの子ども時代みたいに真っ赤なぽっぺで鼻をたれて
ズーズーしてる。これぞ原風景。
やっぱり向こうから牛が来る。
ずっと牛と思ってたけど実はゾッキョというらしい。つまり牛とヤクの合いの子
だと言う。おとなしくて力持ち、しかし生殖能力がないんで1代限りらしい。
見ただけでは牛としか思えへんけど、黙って重い荷物を黙々と運ばされるのが
彼らの悲しい運命なのだ。ときどきしんどい時は列の中でも休んでるのがおかしい。
日本語の杭が立ってる。
ポカラでもよう見たなあ。
マニ車も、
普通やったらこんな店をみつけたら一杯やりたいとこやけで、今回は、カトマンズ
に帰るまでは禁酒しようって友人と固い約束をしてる。
何故かって言うと、高山では酒を飲まんほうがええといろんなモノの本に書いてある。
やっぱり高山病は心配やし、こんな時しかアルコール抜き日を送るちゃんすはない
と思うからだ。
なんか面白いもんがあったら買おかなって思ってたけど、あんまり行きあたらへんかった。
可愛い子供にはいくらでも行き当たる。
ここでは馬を飼ってるようだ。
なんだかんだで村はずれまで出た。
明日はあの橋を渡ってあの谷を越えてどこまで行くんやろ?
向かいの山の上の方に寺院が見える。
こんな山の奥の暮らしってどんなんやろね?
もう行くとこもないんでロッジに戻ろう。暇ではあるけど結構疲れてる、息遣いも
結構苦しい。やっぱり高山のせいなんやろか? それにかなり寒い。
寒さは高山病によけい悪いようだ。
晩飯まではじっと動かんと休んどこ。あしたは今回で一番きつい行程だ。
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ありがとうございました。