江蘇省食の旅-10、百年老店で晩飯だ

中途半端な庭園を見てから、一旦ホテルの近くまで戻った。少し時間があるので、近くの寺の
中を散策だ。沢山の骨董店が並んでいる。
最初は面白いが、だんだん飽きて来た。
「そろそろ晩飯にしようか」
「揚州の百年老店へ行こう、昔から有名な店やで」
今回は老師にまかせっぱなしだ。
「菜根香飯店」というそうだ。どうやら楊州では昔からの老舗の店を百年老店と呼ぶらしい。
他の土地では「老字号」という政府認定かどうかわからないが、金属に刻字した立派な看板が
かかっているのに対応するのだろう。ここではそんな看板はない。
人の評判だけが頼りなら味もいいはずだ。
基本的には昼と似たような選択で、「味が全然ちゃうで」というのを味わうわけだ。
豚肉のハムのようなもののゼリー寄せ。
昼と同じだが、味は確かに違う。安っぽくない味だ。

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干豆腐も昼とは使い方が違うが、豆腐の味も全く違う。
なにより香菜がうまい。
しっかりとした良い味だ。豆腐は燻製臭いもするので少し燻べているのだろう。

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鴨肉も高級だ。
やっぱりここは味がいい。
それに味付けも日本人好みで濃くない。

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空芯菜は一般的だがもやしと炒めているのは珍しい。

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「これは紫蘇だよ」と老師は言うが、食べて見たら絶対違う。
見た目が似てるからそういうのだろう。
紫蘇のような尖った酸味はなくて普通の菜っ葉だ。
味も良い。

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魚はおいしい。日本にいるようだ。
そう言えば、「赤壁2」の映画で、曹操が部下に、「江南は何がうまいんや?」と聞いたら
「魚です」と答える場面があったような気がする。
やっぱり江南は魚がうまい。

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料理幾つか省略です。