愛媛、菊間、宇和島方面の旅-07、鯛づくしの大宴会

さあ、だんだん日が暮れてきた。
これから友人の叔父さんの家にお邪魔する。その叔父さんが知り合いの漁師さん
に頼んで桜鯛を網で獲ってもらいそれをわれらのために料理して頂けるのだそうだ。
こんな贅沢が許されるのだろうか。楽しみだ。
ところで、残念ながらこの叔父さんは最近急な発作で亡くなられたそうだ。この
とき楽しく飲み食いした際には何の兆候もなくて元気一杯だったのと思い出し
て心が痛みます。とても残念なことです。心よりお悔やみ申し上げます。
ご冥福をお祈りします。
さて、この家は海の前だ。西に面した海には夕日が沈む。
見る分にはとてもいい景色なんやけど絵に描いたら難しい。

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どうしても昔ながらの水墨絵に引っ張られる。
では、お家の中に入らせていただく。
おお、鯛のオンパレードだ。

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素晴らしい。鯛料理のてんこ盛りではないか。食べきれるやろか?
すべての料理が一人分ずつ用意されている。なんとすごい。
まずは大きな焼き鯛をいただこう。

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とてもおいしい。としか言いようがない。これだけでお腹が一杯になる。
身が引き締まって淡白な中にも味わいがある。
次はお刺身をいただこう。

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これもすばらしい。焼き身とは全く違う味わいがある。しかも皮目を軽く炙った
のと2種類用意されている。山椒の香りもすばらしい。
これは何かな?鯛の身とお野菜を刻んだのを固めたんかな?特別な郷土料理かも
しれんけど、忘れてしまった。申し訳ない。

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しかしおいしい。
鯛だけではない。蛸もある。

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これまたしこしこととても美味しい。
次が、圧巻の鯛酒。というけど写真をとる都合で後回しになっただけで鯛の都合
ではない。

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40、50㎝はあろうかと言う塗りの大椀に大振りの焼き鯛を入れ、おいしい
地元の日本酒(名前は忘れた)をドボドボといれて熱してある。所謂、骨酒と
いうやつだ。鯛の味と香りが十分の行き渡って酒がとても美味しい。アルコール
分が熱のせいでかなり飛んでるように見える(実は結構あとでくる)んでいくら
でも飲める。

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これを飲みながら美味しいものを食べるのは至上の幸せではなか
ろうか。
更にゲソ天もあればソラマメもある。

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とてもこんなに食べられへん。と困ってるところに追い打ちをかけるように
鯛の荒炊き登場。

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もう入らんとは思いつつ、好きなモンやからちびちびと頂く。
「はい、これもどうぞ」とうとう鯛めしまで出てきた。さすがにもうあかん。
折角やからいただいて帰って、明日の旅の昼飯にしよう。

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窓の外ではほんまに夕日が沈んでいく。

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楽しい1日が過ぎていく。お腹パンパンで大満足でした。
ご馳走様。

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ありがとうございました。