冬の青森、秋田、雪の文学、温泉めぐり-12、角館の朝

角館で夜が明けた。泊まったのは角館駅前の「フォルクローロ角館」という洒
落た名前のホテルだ。値段もわしらのとっては安い方ではない。しかし、到着
するのが夜の9時頃で土地勘もない初めてのところやし、角館の街は駅から結構
歩かんとあかんし、荷物もある、何より手頃な宿が探しても見つかり難い、そ
んな状況やったんでとりあえずこのホテルにしたのだった。
結果はやっぱりこの便利さは代えがたいものがあったし、夜ご飯は近くで紹介
してくれたし、朝ご飯もおいしかった。
十分満足だったと思う。ただ後で歩いた街中でも民宿みたいなとこを見たんで
良く探したらもっとええところがあったかもしれん。
まあ、そんなことは時の運、今日も朝から忙しい。角館をちゃっちゃと見学し
たら、乳頭温泉まで行って、さらに田沢湖まで帰ってから泊まるのだ。雪の角
館は絵になる。はずだ。

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期待して歩こう。
地図によれば駅(ホテル)から武家屋敷の中心部あたりまでは歩いて20分くら
いだそうだ。
その手前にも見所は沢山あるらしい。

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ここも大きな家の跡らしい。というか今も住んではるところを見学用に解放し
てはるのだ。

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こういう大きな庭のある豪邸は雪が積もるとよけい美しく見える。

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猫ちゃんもいてはる。

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街のあちこちで雪かきや雪下ろしをしてはる。

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けど何故か悠々と仕事をしてるように見える。こんな言い方失礼かも知れんなあ。
聞いてみたら、道路の下に地下水を通していて、マンホールのような穴に雪を
押し込んだらええらしい。なるほどこういうことをきちんと考えて実行した人
がいてはるんや。除雪作業は重労働って聞くけど少しは楽になるに違いない。
次はお味噌屋さんだ。煉瓦の建物が美しい。

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安藤商店というらしい。
建物の由来が書いてある。

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まあどうぞという心地よい声に誘われて中に入る。玄関には大きな由緒正しそ
うなお雛様が飾ってある。

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今はちょうど雛祭りの少し前だ。

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歴史のある街ではこういうのがはやりみたいだ。とりあえず見学させて頂く。
奥座敷や蔵の中まで見せていただけるようになっている。なるほどすごいなあ
と感心しつつ見せていただく。

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とはいえ、ここは本業がお味噌屋さんだ。見終わった頃を見計らって、こちら
へどうぞ、まあちょっとご休憩をとしゃれた喫茶室のようなところに案内される。
そこでは、この店の商品であるお出汁などの味見をさせて頂けるのだ。
おいしい。
お味噌も美味しそうだ。
こんだけもてなしをして頂いたら、買わんとあかんのちゃうやろかというプレッシャー
も湧いてくる。かなり。
押しつけがましくないだけによけい気をつかう。
でも、やっぱり申し訳ないけど見学だけにさせて頂いた。
すみません。
ありがとうございました。

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ありがとうございました。