冬の青森、秋田、雪の文学、温泉めぐり-09、ストーブ列車に乗る

雪の津軽、津軽鉄道でストーブ列車が運行されているというのはテレビのニュース
番組なんかで見たことがある。これはやっぱり見ておきたいと思った次第だ。

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調べてみると総ての列車がストーブ列車というわけではない。うまいことこれ
に乗るには作戦が必要だ。と言うても時刻表を見るだけ、簡単だ。わしらの場
合は金木で降りるから帰りの15:40のやつがちょうどいい。ストーブ列車に乗
ることだけが目的やったら来るときに台湾の人達がやってたようにトンボ帰り
すると効率がええんやけどそれではあんまり味気ない。
わしらの金木での太宰巡りは予定より相当早く終わって時間をもてあましたん
やけど、帰り時間を早めてもストーブ列車はないし、この後弘前から角館に向
かうんやけどその連絡が早くなることもない。
しかたない駅まで行ってゆっくり待とう。

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駅の建物では冬場は喫茶店も売店も開いてないみたいなんで唯ひたすら待つし
かない。同じ思いかどうかわからんけど、待ってる人は多い。都会に帰るらし
きスーツケースを持った娘さんと見送りのご両親もいる。忙しくても暇でも待
ち時間は同じだ。立ったり座ったりしてるうちに列車がくる時間になった。

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ジーゼル機関車に引かれた3両編成だ。そのうち2両がストーブ列車で500円の
ストーブ券が要る。わしらは来た時に帰りの分を買っておいたけど、列車の中
でも買えるから心配はない。指定席とちゃうから乗れないということもない。
さっそく中に入ったらストーブがあった。
当たり前だ。

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なるほどこの前後が特等せきなのだ。当然、先客がいる。
金木からは一気に客が倍以上になったようだ。カメラが趣味なのか仕事なのか
スーツケースを引きずったまま写真をとりまくってる女性もいる。
列車が動き始めた。
ストーブ列車ってストーブも暖かいけどその周りの雰囲気も温かくするようだ。
何となく誰かと喋りたくなるような気分にさせる。
女性の車掌さんがきて盛り上げてくれると一気に賑やかになる。
話し上手、盛り上げ上手だ。
いろんなエピソードや、有名人が来た時の話もしてくれた。
そのうち、車内販売の人がやってきた。するめとかを買うとこのストーブで焼
いてくれるのだそうだ。ストーブの前に座っているおじさんが、早速お酒とするめ
を買うと、綺麗な車掌さんが焼いてくれるというサービス付きなのだ。

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わしらもと心は動かんではなかったけど、今日は移動距離が長くて厳しい乗り
換えも多い。トイレに行きたなったらかなわんので我慢することにした。
特に寒くなったわけではないけど、ストーブに石炭を入れに来はった。

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これも見せ場の一環かもしれん。
ちゃんとした煙突がついている。

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外は雪。寒そうだ。

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なんだかんだで五所川原に着いた。

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ありがとうございました。