(注:これは震災の直前にネパール旅行をしたときの旅行記です。一日も早い
復興を心より祈念致します。)
バスを降りたけど、ここはどこなんやろ。大体はわかるような気がするんやけ
ど確信が持たれへん。聞きながら行こうとしたら、リク車のお兄さんたちが、
避けても避けても寄ってくる。「何処行くんや?」、「タメル?」、「あかん、
あかん、歩いたら無理やで、これ乗っていけ」とやかましい。タメル地区に続
く古い街中は露地が多くてややこしく間違い易そうなんで大通りを進む。
大通りと裏通りでは違う人達が住んでるようにさえ思うけど、それは他人への
関心の度合いの違いだけかも知れへん。
勘は正しかったようで、聞いて進んでしてるうちに見たような景色の中に入っ
てきた。よかった。これで安心だ。
ホテルに預けておいたスーツケースも問題なかったし、部屋も確保できた。
最後の晩飯やからちょっとええとこで食いたいなあって思う。
こないだの間違いを繰り返したくないんで今度はよう調べて行こう。で、ガイ
ドブックを再確認、ほど遠くはないところに、「タメルハウス」というレスト
ランがあった。歩いて10分くらいだ。
えっ、行列ができてる?
まさか? 予約してないけど・・・
行列ではなかった。中に入ると、えらい豪華なレストランだ。ガイドブックで
はダンスのショーがあるように書いてたけど、それようの舞台らしきモノがある。
予約はしてないけど席はありそうだ。
最初は、端っこの変な席に案内された。舞台の正面に行きたいって言うと、そ
れはそれで許してくれた。やっぱり日本式な遠慮はせんと要求は先に言うとい
た方がええ。
せっかくやからとコース料理らしきものを頼んだ。
写真を撮るのも忘れるくらいすっかり馴染んでしまったエベレストビールを飲
みながら料理がくるのを待つ。
コース料理やからゆっくりちびちびくるらしい。
まずは前菜? 突き出し? 豆?
意外とうまい。
それにスープ? 豆ではない。何のスープか忘れた。
次はポテト。
おいしいけどちびっとやね。でも多かったら後が食べられへんし、ちょどええんやろ。
モモが来た。
モモって屋台料理系やって思てたんやけどコース料理に入るようなもんなんか。
ソースはやっぱり、当然、カレー。それでおいしい。
それでこれって何やったやろ?
全く思い出さへん。
そうこうするうちダンスショーが始まった。ネパールの少数民族の踊りらしい。
お嬢さん方は綺麗やし、衣装も美しい。
なかなかええもんや。
ショーがたけなわになった頃、メインのダルバートが運ばれたきた。
さすがに上品なあじだ。
量もたくさんあるし、とてもおいしい。肉、野菜、キノコ、豆、いろいろなカレー
があって混ぜ混ぜして食べるとおいしい。
手で食べたらもっと美味しいんやろけど、教えて貰った事があるんやけど、
やり方がなかなか身につかへんのでスプーンで頂く。
食べながらもダンスは続く。
目も口も満足したころ、デザートのヨーグルトがでた。
これもとてもおいしい。
これで、お酒も合わせて一人1700ルピア(約1700円)だった。
えらい安いやんか。
ご馳走さんでした。大満足や。
夜のタメル地区の土産物屋さんを冷やかしながらホテルまでぶらぶら帰る。
最後のカトマンズの夜だ。
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ありがとうございました。