この日は恒例の京都、東山三条に水墨画の勉強に行く日だ。いつもように勉強
やらなんやらわからんうちに終わった。で、昼飯にいく。どっちが目的かわか
らへんようでもある。友達と飯を食うのは楽しいけど、このあたりはもう行き
尽くした感も無きにしも非ずだ。それでも犬も歩けば棒に当たる。何かに当た
るやろうといつものように古川町の商店街を南下する。
しかし、新しい店は見当たらへんのでしまいに通り抜けてしまった。ならばと
疎水に沿って引き返す。いつ見てもこの疎水は風情がある。
柳が良く似合ってる。
なにげなく通り過ぎてたら、おやっ、何かお店らしきものがある。
京都らしく路地の奥にというように、確かに路地の奥ではあるが、町屋の中の
奥まったところというんではなくて外気一杯の路地の奥にそれでもひっそりと
のようにお店があった。小料理屋さんかなっ、それやったらわしらには関係な
いわって思いつつ覗き込んでみたら、中華料理屋さんやった。
ランチメニューもあるみたいだ。
こういうところに入ってみるのも面白いかも知れんと思った。
中は満席でもないが、ほどほどで、お洒落な空間であった。内装がかなり凝っ
ている。高級料理店の雰囲気を家庭的にという風な感じなんかなあ。
で、メニューも高級そうなもんはたくさんあるけど、お得なランチやお弁当も
用意している。
今回はお弁当を頂こう。
なるほど広東料理だ。
とても穏やかな味付けで食べやすい。
エビ天、酢豚、春巻き・・・、分かり易い。
お味は普通。とても普通、ナチュラルな味わい。油濃すぎないのがいいかもし
れない。
値段のわりに少々ボリューム感が寂しいかもしれん。
ご馳走さんでした。
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ありがとうございました。
